Bリーグ 2NDシーズンのここまで ~観客数~

2018年1月4日
Bリーグ 2NDシーズンのここまで ~観客数~

Bリーグ2017-18シーズン、ここまでを振り返る

2016年9月22日に誕生したBリーグ。2年目も約半分の日程が終了。ここまでの観客数推移をまとめてみた。

全体数字は微増

前シーズンの全試合平均は2,754名(東京の開幕節除く)の集客があった。今シーズンは15節終了時点ではあるが、全体で2,766人の集客となっている。2年目のジンクスもなく進んでいるが、Jリーグの初年度から2年目は10%観客動員を増やしている。Jリーグの場合はスタジアムのキャパシティの問題もあり、上昇率が高くなっているが、Bリーグの場合は千葉ジェッツや栃木ブレックスの様に熱は上がっているがブースターが入りきれないというジレンマも抱えている。後述するが、大型アリーナの登場が待ち望まれている。

チーム別では千葉が圧倒的

チーム別で見てみよう。平均動員数第一位は前年同様千葉ジェッツ。人数も前年比114.7%の伸びを見せ、全チーム唯一の5,000名越えをしている。決して導線がいいとは言い切れない場所にありながら、この集客はチームの運営努力とブースターの力の賜物と言っていいかもしれない。他ではレバンガ北海道、栃木ブレックス、新潟アルビレックスBB、琉球ゴールデンキングスが3,000名を超えてきており、地方都市の集客が高い。中でもレバンガ北海道は前年比130%と大幅に観客を増やしている。開幕節の5,687名を筆頭に、4,000名オーバーの試合が3試合もあり、北海道のスポーツ熱の高さがうかがえる。

但し、現時点ではあり、横浜なども3000人を超える事がかなりの確率で期待できるが,、平均3,000人をクリアしているチームが前年は6チームいたのに対して、今年は1チーム減の5チームと上位と下位のチームの差が顕著になってきている。

チーム順位と観客数が比例しないことも

現在東地区首位のアルバルク東京、10連勝で順位を一気に3位まで上げたサンロッカーズの東京をホームとするチームはそれぞれアルバルク2,483名、サンロッカーズが2,491名の集客にとどまっており、首位のアルバルク東京は前年比で見ても90.4%と1割ほど集客を落としてしまっている(前年開幕節除く)。アルバルクは前年は代々木第二体育館をホームとしていたが、今シーズンから立川にホームを移転、周辺への認知が十分にされていない事が大きく響いているように見受けられる。これは構成選手の問題もあるが、Jリーグのヴェルディが川崎から移転して人気が落ちてしまったことを想起させる状況。現在チームはより地域密着を目指した努力をしているが、早く結果につながる事を期待。所属選手など人気が出る要素高いチームなので、きっと後半の巻き返しが出来るはず。

地区別は東地区が圧倒的

地区別の観客数を見ると、やはり人気チームがそろっている東地区が圧倒的に多い結果となっている。東地区は3,281人に対して中地区2,687人、西地区2,401人。西地区は昇格組が2チームいる事も響いているが昇格2チームはいずれも前年比160%以上の集客が出来ており、特にスサノオマジックは現在地区3位の集客を誇っている。観客数2,000人未満のチームが2チームあり、特に京都はもう少しで2,000人に届くので、後半のホームゲームでの集客に期待したい。
東地区は前年B1東地区に所属していた秋田も3,000人を超える集客が出来ており、来シーズンのB1復帰の確率が高いため、しばらく東地区の集客が強い状況は続きそうだ。

夢のアリーナ誕生!?

琉球ゴールデンキングスにはホームアリーナ建設計画がある。収容人数1万人。2020年の完成を予定しているというが、これが完成し、ビッククラブが誕生すれば勢力図は一気に変わるだろう。
もともと沖縄では大規模アリーナが無く、アーティストのライブイベントなどでも屋外で行われており、天気の問題もあり、安定したイベントの開催が出来ていなかった。バスケットだけの収入だと限界があるが、その他のイベントを定期的に開催することで、安定した収入を得る事が出来、財政基盤もさらに安定することが予想されている。現在ホームアリーナをBリーグクラブが運営しているのは大阪エヴェッサのみ。エヴェッサは2016年度ではアリーナのみで3億円もの収入を得ており、アリーナ運営が新たな経営基盤になるチームが増えてくるかもしれない。アリーナ運営がしっかりと運用されることで、収益が増え、海外の一流選手を呼び寄せてさらに集客が伸びるというプラスのサイクルを生み出す事が出来る。

後半戦と今後の展望

前シーズン、年明けには若干動員数が下がったものの、終盤に向けた順位争いが過熱していくにつれて、観客動員数も増加している。また、全体数字には表れないが、チャンピオンシップや入れ替え戦では満員が予想され、出場するチームにとっては収益を大きく増やすポイントにもなっていた。おそらく今シーズンも同様の流れとなるはずなので、平均集客としては上がってくるものと予測する。後は是非とも日本代表に対しての告知量を増やしてもらい、代表戦に対して一般の方々への認知度を上げることも重要になってくる。2月、7月にワールドカップ予選がある事を知っている方がどれだけいるだろうか?元来Bリーグ側はアプローチとしてコア層に来場してもらえる施策を打ちながら、「コア層がライト層を連れてくる」状態を目指している。勿論コア層の深堀は重要ではあるのだか、ライト層が街中のバーや家庭で「バスケットに触れる」機会をさらに増やしていき、将来のブースター候補になり得る層の開拓が必要な時期になってきていると思う。

今シーズンは前期比10%増となればまずは成功と言えるだろう。また単純にブースター動員数を図るのではなく、プロ野球でははDeNAの例もあるが収容率をリーグとしても好評していく事で、実際のBリーグの熱も測れる筈なので、リーグ側には是非とも収容率の好評もお願いしたい。

文:福田伸年

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