東京オリンピックで金メダル候補として注目される日本人選手

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

2020年開催予定であった東京オリンピック。世界中に広まったコロナウイルスの影響で2021年に延期されましたが、今現在も世界から開催の是非を問う声は止みません。

しかしながら、4年に一度しか訪れない特別な舞台であり、自国開催という希少なオリンピックの出場権を勝ち取ったアスリートたちは、来るべきその日に向かい日々練習を続けています。

そこで今回は、東京オリンピックの金メダル候補として注目されている日本人選手の中から10名の選手をご紹介します。

金メダル候補の日本人選手(男子)

桃田賢斗(バドミントン)

バドミントン男子シングルスで金メダル最有力候補といわれているのがBWF(世界バドミントン連盟)男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗です。2015年以降、数々の国際大会で優勝を重ねながら着実に世界ランキングを上げ、2018年9月に日本男子史上初のBWF(世界バドミントン連盟)男子シングルス世界ランキング1位に輝いています。

粘り強い忍耐力とインサイドワークを駆使しながら放つ多彩なショットを武器に、巧みな攻撃を仕掛けるプレーが持ち味です。

大野将平(柔道73kg級)

2016年リオデジャネイロオリンピックの金メダル獲得が決定した決勝戦でも、感情を抑えた美しい礼で畳を降りた大野将平選手の姿を覚えている人も多いことでしょう。

金メダル獲得後、1年半のブランクを経て復帰した大野選手は筋力アップで更に力をつけており、2018年グランドスラム・大阪73kg級優勝、2019年 世界柔道選手権東京大会73kg級優勝、グランドスラム・デュッセルドルフ73kg級3連覇と、調子も上がってきている様子です。

海外で73kg級のモーツァルトと称された、内股や大外刈りで一本を取りに行く正統派の柔道スタイルでオリンピック連覇に期待が持たれます。

阿部一二三(柔道66kg級)

最後まで日本代表が決まらずにいた66kg級の代表選考試合で、24分にもわたる激戦の末念願のオリンピック出場を決めることができた阿部選手。かつて17歳118日という史上最年少の年齢でグランドスラム大会制覇を果たした天才柔道家は今もなお進化の途中にあり、今後のさらなる活躍に注目が集まっています。

強い体幹を生かした背負い投げや袖釣り込み腰など豪快な一本勝ちを決めるスタイルに定評があり、女子柔道52kg級に出場する妹の阿部詩選手とともに、兄妹での東京オリンピック金メダル獲得にも期待が高まっています。

喜友名諒(空手・形)

2021年東京オリンピックから競技種目として新たに加わった、日本発祥の武道である空手。この空手男子「形」の種目で、世界中の空手ファンから最も金メダルに近いと言われているのが沖縄県出身の喜友名諒選手です。

全日本選手権では史上最多の9連覇という記録を更新中であり、一年おきに開催される国際大会の世界選手権でも2014年から3連覇を遂げ、さらに2020年1月のKARATE1プレミアリーグで19回目の優勝を果たしたことがギネス認定されるなど、超人的な実力を誇る空手家です。沖縄で生まれた空手で、沖縄県勢初となる金メダルを獲得することは、演武の道を追求する彼が掲げるもう一つ目標なのだそう。

松山英樹(ゴルフ)

2014年から主戦場をアメリカに移し、同年に日本史上最年少(22歳)でアメリカツアー初優勝。2016年HSBCチャンピオンズでは日本勢初の世界選手権シリーズを制覇、2017年には世界ランキング2位にランクインするなど、世界を股にかけ活躍している松山英樹プロが、東京オリンピック日本代表としてプレーします。

PGAツアー最終戦となる事実上の賞金王決定戦「ザ・ツアーチャンピオンシップ」にも7年連続出場している松山プロですが、実はこの大会に7年も出場し続けていられるのは、PGAツアーに参加しているトッププロの中で松山プロとパトリック・リードの二人だけ!力強く正確なショットと、勝負強いパットからも、世界の大舞台でも物怖じしない器の大きさがうかがえます。

金メダル候補の日本人選手(女子)

大坂なおみ(テニス・シングルス)

2018年全米オープンでシングルス日本人選手初の四大大会制覇、2019年全豪オープン優勝アジア勢初の世界ランキング1位に輝いた大坂選手。2021年全豪オープンで四大大会4回目の優勝を果たした後のランキングは世界第2位になっています。

東京オリンピックを前に日本国籍を選択した高いモチベーションで、金メダル獲得を狙います。プロテニスプレーヤーとしてまだまだ伸びしろがありそうな大坂選手。グランドスラムとも違う母国開催オリンピックという特別な舞台で、輝けるキャリアを手にしてほしいですね。

素根輝(柔道78kg超級)

身長162cmと女子柔道最重量級の選手たちの中では小柄な素根選手。相手の懐に入っての体落としや背負い投げ、大内刈りを得意とし、切れのある担ぎ技にも定評がある選手です。身長が低いことを逆に「武器」と捉えて、大きな外国人選手に対しても果敢に攻める柔道で金メダルを目指します!

座右の銘は「人の3倍努力する」。地道に積み上げてきた実力で、柔よく剛を制す柔道の神髄を見せてほしいですね。

阿部詩(柔道52kg級)

男子柔道66kg級に出場する兄・阿部一二三選手とともに金メダルが期待されている阿部詩選手。16歳で出場した初のシニア国際大会であった2016年チューリンゲンカデ国際大会から2019年グランドスラム・大阪の決勝戦までの全14大会・48試合連勝という驚異的な記録を作り、一躍世界のトップに躍り出た阿部詩選手は、この東京オリンピックで世界が注目するアスリートの一人です。

阿部詩選手のスタイルともいえる体幹の強さと爆発的な瞬発力を活かした豪快な立ち技で、ぜひ世界中を魅了してほしいですね。

清水希容(空手・形)

2013年の史上最年少での全日本選手権優勝から7連覇を果たし、日本女子空手会を引っ張ってきた強く美しいエース。空手界の綾瀬はるかと言われる優しい笑顔は、迫力ある演武の時には一変し凛々しさが現れます。

2014年・2016年世界選手権連覇、2018年世界選手権連覇2位、2019年空手プレミアリーグ東京大会優勝など、演武中に見られる蹴りやジャンプなど流れるように美しい動きは世界でも屈指のもの。東京オリンピックでも、彼女の特徴である強と弱、静と動のメリハリが効いた演武を期待しましょう。

川井梨紗子(レスリング57kg級)

オリンピックに兄弟や姉妹で出場する選手も少なくないですが、川井梨紗子選手もそのうちの一人で両親ともに元レスリング選手という生粋のサラブレッド。

前回のリオデジャネイロ大会では63kg級で金メダルを獲得しており、現在も異なった階級ながら世界選手権を3連覇中。今回は62kg級に出場する妹の川井友香子選手とともに姉妹W金メダルが期待されています。

晴れの舞台で活躍する日本人選手の姿を見るのが待ち遠しい!

東京オリンピックでの日本人選手が獲得するであろうと言われている金メダル数はおよそ25個~30個、今回はその中の一部10人の選手についてご紹介しました。

金メダルが期待されている選手の中には、お家芸と言われている柔道やレスリング以外にも、バドミントンや今年より新競技として加わった空手、ボルダリング、スケートボードなど、すでに国際舞台で活躍中の選手も数多くいます。

2021年東京オリンピックでの新たなヒーロー・ヒロインの登場に期待しましょう。