日本の対戦国カメルーンのセレブレストランに潜入！

2010年ワールドカップの日本代表の対戦国と決まったカメルーン。首都のヤウンデにあるこのレストランは、地元セレブや外国人の客で賑わっている。カメルーンにやってくる途中の空港で偶然にもであった現地の新聞記者と仲良くなり、僕らの「世界一蹴の旅」にいたく関心を持ってくれた彼が、この高級レストランに招いてくれた。

夜になると街路灯なども少なくなり、暗闇を抜けた先にポッと現れる感のあるこのレストランだが、後々聞けば、ナイトクラブなどもある、現地では比較的華やかなエリアに存在するらしい。

階段を下りて店に入ると、そこにはバーカウンターやビリヤード台があり、脇にあるドアはスロットマシンなどがあるカジノエリアへの入り口となっていた。

プロスポーツ選手も登場！！！

入り口付近のバーエリアを抜けると、奥には3つのエリアに分かれたレストランゾーンがある。そこには液晶タイプのフラットテレビやスクリーンが数台設置されており、スポーツニュースが放映されていた。

僕らは中央のレストランゾーンに席を用意され、清潔なタキシードに身を包んだ老年のウェイターさんが注文を取りに来てくれる。フランス語が第一母国語となっているカメルーンでは、なかなか英語が通じない店も多いが、さすがはセレブ御用達の店ということもあり、ウェイターさんは綺麗な発音の英語で応じてくれた。

僕らを招待してくれた新聞記者さんはスポーツ担当ということもあり、続々とやって来る元プロスポーツ選手と知り合いらしく、数人のセレブを紹介してくれた。プロテニス選手のYannick Noahを息子に持ち、当人もカメルーンサッカーの元スター選手であるZacharie Noahさんもお店に訪れたので、早速挨拶をして握手させてもらったのはいい思い出だ。

大型スクリーンもある！	ビリヤードに興じる客

セレブも大満足の白身魚のソテー

セレブな高級レストランということもあり、いわゆるカメルーン地元の郷土家庭料理というようなメニューは多くない。とはいえ、僕らはフランス語のメニューに圧倒され、注文は地元新聞記者の友人に丸投げしてしまった。

間もなくして、テーブルにやってきたのは、トマトサラダ、イタリア風ピザに、白身魚のソテー。中でもメインディッシュの魚のソテーは絶品。大味なことが多いカメルーンの料理にちょっと疲れ気味の僕らの舌を十二分に喜ばせてくれた。

ライス&ポテト付 白身魚のソテー	シンプルだが美味しいトマトサラダ