年間グランドスラム王手のジョコビッチ。テニス全米オープン優勝の可能性とは

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

2021年シーズンのグランドスラムでは、ノバク・ジョコビッチ選手がタイトルを獲得し続けており、例年以上に注目を集めています。

残る全米オープンで優勝することができれば「年間グランドスラム達成」という類まれなる快挙を成し遂げることになるのですが、はたしてジョコビッチ選手は偉大なるテニスプレーヤーとしてその名を強く歴史に刻むことができるのでしょうか。

今回は、年間グランドスラムに王手をかけたジョコビッチ選手の、全米オープン優勝の可能性を探ってみます。

ジョコビッチが挑む年間グランドスラムとは

数あるテニス大会の中でも、グランドスラムと呼ばれる「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」は歴史の古さも開催規模も別格の存在であり、この大会を制することはテニスプレーヤーにとって特別な意味を持ちます。

クレー・芝・ハードコートと、大会により異なるコートですべてのタイトルを獲得することはとても難しく、達成者は今なおごくわずかです。

ましてや4大会を1年のシーズンで獲得できる選手は非常にまれで、これまでに達成したシングルスの選手は男女含めてたったの5名。男性では1938年に達成したドン・バッジ選手と1962年・1969年に達成したロッド・レーバー選手のみです。

今回ジョコビッチ選手が年間グランドスラムを達成することができたなら52年ぶりの記録になり、試合を見ていた人にとっても歴史に残る瞬間を見届けたということになるでしょう。

ジョコビッチの2021年グランドスラム成績

2021年シーズン、ノバク・ジョコビッチ選手のグランドスラム各大会における成績は、このようになっています。

全豪オープン

開催期間:2021年2月8日~21日 (※本選、現地時間)
開催地:オーストラリア メルボルン,ハードコート

優勝:3年連続9回目

【1回戦】vsジェイミー・シャルディ(フランス)
6-3 6-1 6-2
【2回戦】vsフランシス・ティアフォー(アメリカ)
6-3 6-7 7-6 6-3
【3回戦】vsテイラー・フリッツ(世界ランキング27位,アメリカ)
7-6 6-4 3-6 4-6 6-2
【4回戦】vsミロシュ・ラオニッチ(世界ランキング14位,カナダ)
7-6 4-6 6-1 6-4
【準々決勝】vsアレクサンダー・ズべレフ(世界ランキング6位,ドイツ)
6-7 6-2 6-4 7-6
【準決勝】vsアスラン・カラツェフ(ロシア)
6-3 6-4 6-2
【決勝】vsダニール・メドベデフ(世界ランキング4位,ロシア)
7-5 6-2 6-2

全仏オープン

開催期間:2021年5月30日~6月13日 (※本選、現地時間)
開催地:フランス パリ,クレーコート

優勝:5年ぶり2回目

【1回戦】vsテニズ・サングレン(アメリカ)
6-2 6-4 6-2
【2回戦】vsパブロ・クエバス(ウルグアイ)
6-3 6-2 6-4
【3回戦】vsリカルダス・ベランキス(リトアニア)
6-1 6-4 6-1
【4回戦】vsロレンツォ・ムセッティ(イタリア)
6-7 6-7 6-1 6-0 4-0 (途中棄権)
【準々決勝】vsマッテオ・ベレッティーニ(世界ランキング9位,イタリア)
6-3 6-2 6-7 7-5
【準決勝】vsラファエル・ナダル(世界ランキング3位,スペイン)
3-6 6-3 7-6 6-2
【決勝】vsステファノス・チチパス(世界ランキング5位,ギリシャ)
6-7 2-6 6-3 6-2 6-4

全英オープン(ウィンブルドン)

開催期間:2021年6月28日~7月11日 (※本選、現地時間)
開催地:イギリス ロンドン,グラス(芝)コート

優勝:3大会連続6回目

【1回戦】vsジャック・ドレイパー(イギリス)
4-6 6-1 6-2 6-2
【2回戦】vsケビン・アンダーソン(南アフリカ)
6-3 6-3 6-3
【3回戦】vsデニス・クドラ(アメリカ)
6-4 6-3 7-6
【4回戦】vsクリスチャン・ガリン(世界ランキング17位,チリ)
6-2 6-4 6-2
【準々決勝】vsマートン・フチョビッチ(ハンガリー)
6-3 6-4 6-4
【準決勝】vsデニス・シャポバロフ(世界ランキング10位,カナダ)
7-6 7-5 7-5
【決勝】vsマッテオ・ベレッティーニ(世界ランキング7位,イタリア)
6-7 6-4 6-4 6-3

(※ランキングは、各大会開催当時のものであり、現在のものではありません。)

全英オープン優勝後、ジョコビッチ選手は現在の状態を「人生の中で、最も完成度が高い状態」と表現しており、生涯グランドスラムに加え、年間グランドスラムを手に入れる自信がついているのかもしれませんね。

全米オープンのライバル候補

東京オリンピックでは、アレクサンダー・ズベレフ選手との1戦でゴールデンスラムへの道を阻まれてしまったジョコビッチ選手ですが、全米オープンにも、多くのライバルたちとの戦いが待ち受けています。今年は、ラファエル・ナダル選手やロジャー・フェデラー選手が怪我の影響で欠場していることもあり、最大のライバル2人がいない大会となっていますが、若い選手のレベルが上がってきているのでけっして簡単な道のりにはならなそうですね。

アレクサンダー・ズベレフ

年齢:24歳
世界ランキング:5位
グランドスラム優勝回数:0回
東京オリンピック:金メダル

ジョコビッチらBIG3を追う次世代グループの一人。グランドスラム優勝経験はまだないものの、昨年の全米オープン準優勝、今年の東京オリンピックでは準決勝でジョコビッチを破り、その勢いで金メダルを獲得している。

ドミニク・ティエム

年齢:27歳
世界ランキング:6位
グランドスラム優勝回数:1回(うち全米オープン1回)

前回の全米オープン優勝者。グランドスラム優勝こそ1回だけですが、全豪オープン・全仏オープンなどで3回の準優勝経験があり、実績を上げてきている。今シーズンはケガによる不振が続いていたが、連覇をかけて全米オープンに臨んでくると思われる。

ダニール・メドベージェフ

年齢:25歳
世界ランキング:2位
グランドスラム優勝回数:0回

世界ランキング2位につけるメドベージェフ。ジョコビッチらBIG3以外の選手がトップ3入りしたのは実に16年ぶりであり、近い将来にグランドスラムタイトルを取るであろうと言われている。グランドスラム優勝経験はないものの、過去に2度準優勝を経験。

ステファノス・チチパス

年齢:23歳
世界ランキング:3位
グランドスラム優勝回数:0回

年々プレーの質が高まっており、世界ランキングは現在キャリア最高の3位。2021年は全豪オープンでベスト4、全仏オープンで準優勝を果たすなど、現在最も勢いがある選手の1人とされる。

まとめ

今のテニスBIG3は強すぎるとは言われていますが、年間グランドスラムはまたさらに別格のものと言えるでしょう。

さらなる高みを目指すジョコビッチ選手が年間グランドスラムを達成できるのか、全米オープンはぜひ試合をチェックしてみてください。

注目度の高い試合が行われる際には、多くのテニスファンが飲食店でスポーツ観戦を楽しんでいます。

自宅とは違った盛り上がった雰囲気の中で観るテニスは格別に面白いので、もし普段とは違う空間でテニス観戦を楽しみたい方はスポーツバーなどで試合観戦するのがおすすめです!

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