2025年12月28日（日）、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手が、サウジアラビア・リヤドのモハメド・アブド・アリーナで防衛戦を行います。「モンスター」の歴史的キャリアにおいて、中東で迎える次なる戦いの相手は、WBC同級1位の強豪アラン・ピカソ選手（メキシコ）です。
この歴史的な一戦を現地で観戦したいと願うファン、そして日本から熱い声援を送りたいと考えるファンの皆様に向けて、本記事では「スポカフェNEWS」が総力を挙げ、現地観戦のためのチケット入手方法から、航空券・ホテルの手配戦略、日本国内での視聴方法まで、観戦に必要な情報を網羅的に解説します。リヤドへの道は決して近くありませんが、この記事が「ナイト・オブ・ザ・サムライ」と銘打たれた特別な一夜を体験するための一助となれば幸いです。
観戦・視聴のポイント
- 試合日程: 2025年12月28日（日）、サウジアラビア・リヤド
- チケット: リヤド・シーズン公式「Webook.com」で独占販売。完売後は公式リセール（resell.webook.com）に在庫が流れる場合あり。
- 公式リセール: 唯一安全な二次市場は「resell.webook.com」のみ。
- 渡航: 東京からは経由便（約15～17時間）。12月下旬は繁忙期のため高騰注意。サウジへの入国には観光ビザが必要（日本国籍はeVisa対象で、事前のオンライン申請を強く推奨。）
- 国内視聴: NTTドコモの「Lemino」でPPV（視聴料4,950円）で日本国内は独占配信。
井上尚弥 vs アラン・ピカソ戦 試合概要
要約ポイント: 2025年12月28日（日）、サウジアラビア・リヤドにて、井上尚弥選手がWBC1位のアラン・ピカソ選手を迎え撃つ防衛戦が開催されます。この一戦は、サウジアラビアの巨大エンターテインメント「リヤド・シーズン」の一環として行われます。
開催日時・会場
井上尚弥選手の次なる防衛戦は、以下の日程と会場で正式に発表されています。
- 日時: 2025年12月28日（日）未明
- 会場: サウジアラビア・リヤド市「モハメド・アブド・アリーナ（Mohammed Abdo Arena）」
- イベント名: The Ring V: Night of the Samurai
この一戦は、12ラウンドで行われるビッグイベントのメインカードとして組まれています。
対戦相手アラン・ピカソとは？
今回、井上選手の前に立ちはだかるのは、WBC世界スーパーバンタム級1位の指名挑戦者、アラン・「レイ・ダビデ」・ダビッド・ピカソ・ロメロ選手です。
メキシコ出身のピカソ選手は、25歳（2025年11月時点）にして、32勝（17KO）1分という無敗の戦績を誇る、まさに「モンスター」にふさわしい強敵です。オーソドックススタイルで、身長173cm、リーチ178cmと、井上選手（身長165cm、リーチ171cm）を上回る体格を持っています。
彼の強さは、単なる戦績だけではありません。過去に対戦経験のある亀田京之介選手は、ピカソ選手の「ガードが堅く隙のないディフェンス技術」と「タイミングの良いボディーブロー」を高く評価しています。
さらに興味深いのは、彼のリング外での側面です。本人SNSによれば、UNAM（メキシコ国立自治大学）で神経科学を学ぶ学生でもあるなど、知的な側面も持ち合わせており、そのファイトスタイルが井上選手とどのような化学反応を起こすのか、世界中のボクシングファンから大きな注目が集まっています。
リヤド決戦！井上尚弥 vs ピカソ チケット完全ガイド
要約ポイント: チケットはリヤド・シーズン公式「Webook.com」でのオンライン販売が基本です。価格は未発表ですが、完売必至のため、発売日当日に備えてアカウントを事前登録しておくことを推奨します。日本の抽選販売とは異なるため、注意が必要です。
公式販売窓口は「Webook.com」一択
井上尚弥選手のリヤドでの試合チケットは、サウジアラビアの巨大イベント「リヤド・シーズン（Riyadh Season）」の公式プラットフォームで独占的に販売されます。
- 唯一の公式窓口: 「webook.com」 (英語対応)
日本の試合のように「チケットぴあ」や他のプレイガイドでの取り扱いはありません。購入を希望される方は、この「webook.com」から手続きを行う必要があります。
購入プロセスは完全にオンラインで行われ、支払いは主にクレジットカード決済となります。2025年11月2日現在、リヤド・シーズンの公式サイトでは「Night of the Samurai」のイベントページが公開されていますが、チケットステータスは「Coming Soon（近日発売）」となっており、一般発売開始日時は未発表です。
例年、リヤド・シーズンの興行は開催の数ヶ月前から販売が開始されるため、近日中に発売日がアナウンスされる可能性が高いです。
＜重要＞ 世界の井上尚弥選手の試合チケットは、発売開始と同時にアクセスが殺到し、即完売することが予想されます。スムーズに購入手続きを進めるためにも、事前に「webook.com」でアカウントを作成（会員登録）しておくことを強く推奨します。
チケット価格帯の予測（過去事例から）
本稿執筆時点（2025年11月2日）において、井上尚弥 vs ピカソ戦の公式なチケット価格はまだ発表されていません。
しかし、過去にサウジアラビア・リヤドで開催されたボクシングのビッグマッチや、リヤド・シーズンのイベント価格から、ある程度の予測を立てることは可能です。
- 参考事例1（手頃な価格帯）: 2023年のリヤド・シーズン大会では、低価格帯のチケットが180サウジリヤル（SR）（当時のレートで約6,000円）から販売された事例があります。また、複数のタイトルマッチが含まれた「THE RING IV: Night of the Champions」という興行では、75サウジリヤル（約20ドル）から販売されました。 (arabnews.com)
- 参考事例2（高額な価格帯）: 一方で、サウル・”カネロ”・アルバレス vs テレンス・クロフォードのようなメガファイトでは、価格設定が跳ね上がります。この試合では、最も安価な300レベル（上層階）の席でも**305.63ドル（約45,000円）**から始まり、リングサイドのVIPパッケージは9,000ドル（約135万円）を超えました。
井上尚弥選手がヘッドライナーを務める「ナイト・オブ・ザ・サムライ」は、世界的な注目度を考慮すると、参考事例1よりは高額で、参考事例2のカネロ戦に近い価格設定になる可能性も十分に考えられます。
最も安価な席でも200ドル～300ドル（約30,000円～45,000円）程度から、リングサイド席は数千ドル（数十万円）に達する可能性を想定し、予算を組んでおくのが賢明でしょう。
唯一安全な二次市場「公式リセール」
「発売日に完売してしまった」「どうしても行きたい」という場合に気になるのが、リセール（転売）チケットです。
リヤド・シーズンでは、チケットの不正な高額転売を防ぐため、厳格なルールを設けています。
- 公式リセール: 「resell.webook.com」
「webook.com」は、公式のリセール（再販）プラットフォームとして「resell.webook.com」を運営しています。これは、一次販売で購入したファンが、何らかの理由で行けなくなった場合に、安全にチケットを再販売できる唯一の公認された手段です。一次販売で完売した場合でも、この公式リセールに在庫が流れてくる可能性があります。
このプラットフォームの最大の利点は「安全性」です。webookが全てのチケットの正当性を100%保証するため、偽造チケットや詐欺のリスクが完全に排除されます。
＜重要＞ Riyadh Seasonでは、「webook.com」および「resell.webook.com」以外でのチケット転売は原則として禁止されています。SNS上の個人売買や、海外の非公式サイト（ViagogoやStubHubなど）での取引は、高額であるだけでなく、チケットが無効化され入場を拒否されるリスクが非常に高いです。
安全に観戦するため、チケットは必ず公式プラットフォームを利用してください。 (webook.com)
(参考) 抽選が基本の日本国内販売との違い
日本のボクシングファンにとって、今回のチケット確保で最も注意すべき点は、「日本国内の常識が通用しない」ことです。
- 日本モデル（例：アフマダリエフ戦）: 日本国内での井上選手の試合は、dカード会員先行、ファンクラブ先行、一般抽選、そして最後に先着の一般販売と、多段階の「抽選」プロセスが基本です。これは「チケットぴあ」という単一のプラットフォームによって厳格に管理されています。
- 国際モデル（リヤド）: 一方、リヤドでの試合は、「リヤド・シーズン」という国家プロジェクトの一環として行われる国際イベントです。そのため、チケット販売は「webook.com」による「直接販売（先着順）」となります。
日本のような複雑な抽選プロセスはなく、発売開始日時にアクセスが集中し、その場で決済を完了させた順にチケットが確保されます。日本の抽選に慣れていると戸惑うかもしれませんが、これが国際的なビッグイベントの標準的な販売方法です。
現地観戦への道：東京からのアクセス・宿泊ガイド
要約ポイント: 東京からリヤドへはドーハやドバイなどを経由するのが一般的です。12月下旬は航空・宿泊ともに最繁忙期となるため、チケットが確保できたら、間髪入れずに予約することが必須です。また、渡航にはE-Visa（電子ビザ）の取得が必要です。
航空券（ルートと費用目安）
日本（東京）からリヤド（キング・ハーリド国際空港）への観戦は、航空券の手配から始まります。
- ルート: 残念ながら、2025年11月現在、東京（成田・羽田）とリヤドを結ぶ直行便は運航されていません。 (expedia.co.jp) そのため、全てのフライトは最低1回の乗り継ぎが必要となります。
- 主要な経由地: ドーハ（カタール）、ドバイ（UAE）、イスタンブール（トルコ）、香港など。
- 主要な航空会社: カタール航空、エミレーツ航空、ターキッシュエアラインズ、キャセイパシフィック航空、エティハド航空、日本航空（JAL）などが、経由便で東京―リヤド間を運航しています。 (expedia.co.jp)
- 所要時間: 経由地での待機時間にもよりますが、東京からリヤドまでの総移動時間は、片道でおおむね15時間～17時間程度が目安です（乗継待ち時間で大きく増減します）。 (expedia.co.jp)
- 費用（最重要）: 試合日程の12月27日は、クリスマスと年末年始が重なる、航空運賃が一年で最も高騰する「最繁忙期」です。 通常期であれば往復6～7万円台の便が見つかることもありますが、この時期はエコノミークラスの往復航空券でも120,000円から200,000円程度、あるいはそれ以上になることを覚悟しなければなりません。 チケットの発売を待っている間に、航空券の価格は刻一刻と上昇していきます。現地観戦を決めている方は、試合チケットの確保と同時に、あるいは確保前から航空券のリサーチを開始し、最適なプランを早めに予約することが、コストを抑えるための絶対条件となります。 (expedia.co.jp)
リヤド市内の交通手段（空港から会場まで）
リヤドのキング・ハーリド国際空港（RUH）に到着後、会場やホテルへの移動手段も確認しておきましょう。
- 空港から会場まで: 空港から試合会場の「モハメド・アブド・アリーナ」までは、約30kmの距離があります。
- 推奨される交通手段: リヤド市内での移動は、タクシーや配車アプリが最も安全かつ効率的でおすすめです。
- 配車アプリ: 「Uber（ウーバー）」または、中東版Uberと呼ばれる「Careem（カリーム）」 これらは料金が事前に確定し、明朗会計であるため、旅行者にとって非常に便利で安全な移動手段です。 (note.com)
- 注意点: 現地では主要道路の渋滞が激しいため、特に試合当日の会場への移動は、時間に十分すぎるほどの余裕を持って行動することを推奨します。試合終了直後も、会場周辺での深刻な交通渋滞と、配車アプリの需要増に伴う料金高騰（サージプライシング）が発生することが予想されます。
宿泊（ホテル）費用の目安と予約戦略
航空券と並んで重要なのが、宿泊先の確保です。
- 相場: リヤドのホテル相場は、日本と比較してやや割安な傾向にあります。中級クラス（4つ星など）のホテルで**1泊1万円前後（約$80）**から宿泊可能です。 (budgetyourtrip.com)
- 繁忙期（最重要）: ただし、これも航空券と同様、試合日程（12月27日）はクリスマス直前かつ「リヤド・シーズン」という一大イベントの開催期間中にあたります。 この時期は世界中から観光客やビジネス客が訪れるため、ホテル代は通常期の平均（$83程度）から、ハイシーズン平均（$155程度）か、それ以上に高騰することが予想されます。中級クラスでも1泊2万円前後になる可能性を考慮しておきましょう。 (budgetyourtrip.com)
- 戦略: 会場の「モハメド・アブド・アリーナ」はリヤド・シーズンの中核エリアに位置しています。会場周辺のホテルは便利ですが、需要が集中し真っ先に満室になるか、価格が異常に高騰する可能性があります。 少し離れた市内の商業中心地「オラヤ（Olaya）」地区なども、宿泊施設の選択肢が豊富で、戦略的な滞在拠点となり得ます。 いずれにせよ、航空券と同様に、できる限り早期に予約を確定させることが、コストを抑え、宿を確保する上で非常に重要です。
必須情報：観光E-Visa（電子ビザ）の取得
サウジアラビアへの渡航に関して、忘れてはならないのがビザ（査証）です。
- ビザ: 日本国籍を保有する方は、サウジアラビアへの観光目的での渡航に観光ビザの取得が必須です。 日本国籍は「E-Visa（電子ビザ）」の対象であり、公式ポータルサイト「Visit Saudi」を通じてオンラインで簡単に申請・取得が可能です。渡航前の事前申請を強く推奨します。 なお、日本国籍は現地空港での「Visa on Arrival (VoA)」も対象とされていますが、手続きの確実性と時間を考慮し、E-Visaの事前取得が賢明です。 (visa.visitsaudi.com, Saudia)
観戦旅行 総費用シミュレーション（東京発・1名あたり）
要約ポイント: 航空券、宿泊費（2泊）、チケット代を含め、最低でも20万円台から、プランによっては70万円以上となる可能性も。綿密な予算計画が必要です。
リヤドでの現地観戦には、一体いくら必要になるのでしょうか。 本レポートの分析に基づき、東京発・2泊3日（例：12月26日現地着、12月28日現地発）で観戦した場合の費用目安を、3つの異なる予算レベルでシミュレーションしました。
(注: これはあくまでシミュレーションであり、航空券やホテル代は予約時期によって、チケット代は公式発表によって大きく変動します。)
| 項目 | 節約プラン (円) | 標準プラン (円) | プレミアムプラン (円) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 往復航空券 | 120,000 | 180,000 | 350,000+ | エコノミー早期予約 / ビジネスクラス想定 |
| 宿泊費（2泊） | 40,000 | 70,000 | 150,000 | 1泊あたりの費用予測に基づく。 |
| 試合チケット | 30,000 | 75,000 | 200,000 | 上層階 / 中層階 / リングサイド下層席の予測。 |
| 食費・市内交通費 | 20,000 | 30,000 | 50,000 | 3日間の食事とUber利用料。 |
| ビザ・雑費 | 10,000 | 15,000 | 20,000 | E-Visa申請費用と予備費。 |
| 推定総費用 | 220,000 | 370,000 | 770,000+ |
ご覧の通り、最も節約したプランでも22万円以上、標準的なプランでは約37万円の費用が見込まれます。プレミアムな体験（ビジネスクラスやリングサイド席）を求める場合は、77万円を超える予算が必要です。
日本国内での視聴方法
要約ポイント: 現地に行けない場合も、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」でPPV（有料）ライブ配信が決定しており、日本からでも熱戦を応援できます。
リヤドへの渡航が難しい大多数のファンにとって、日本国内での視聴方法は最も重要な情報です。
H3: LeminoでのPPV独占配信
井上尚弥 vs アラン・ピカソ戦の日本国内における配信は、NTTドコモが提供する映像配信サービス**「Lemino（レミノ）」による日本国内独占ライブ配信**となることが決定しています。 (nikkansports.com)
2024年のアフマダリエフ戦など、近年の井上選手の国内戦はLeminoで「独占無料生配信」されるケースが続き、ファンにとっては嬉しい状況が続いていました。
しかし、今回のリヤドでの一戦に関しては、無料配信ではなく、有料の「ペイ・パー・ビュー（PPV）」形式での配信となります。
H3: 視聴料と視聴方法
- 視聴形態: ペイ・パー・ビュー（PPV）
- 視聴料: 4,950円（税込）
- 視聴方法: スマートフォンやタブレットの専用アプリ、PCのウェブブラウザ、あるいはAmazon Fire TV Stickなどのストリーミングデバイスを介してスマートテレビでLeminoにアクセスし、視聴が可能です。
- 他プラットフォームでの放送なし: この試合はLeminoの日本国内独占配信であるため、地上波、BS、WOWOW、そしてAmazon Prime Videoなど、他のプラットフォームでの放送・配信は一切行われません。 ただし、日本国外にお住まいの方に向けては、DAZN（ダゾーン）が世界配信を行う予定です。
月額制の「Leminoプレミアム」に加入していなくてもPPVの購入は可能ですが、プレミアム会員（月額990円）であれば、試合後の見逃し配信や、井上尚弥選手の過去の世界戦アーカイブ映像なども楽しむことができるため、この機会に合わせて加入を検討するのも良いでしょう。
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＊実際の放送・放映に関しては、店舗に直接お問い合わせください
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まとめ
「モンスター」井上尚弥選手の2025年を締めくくる、サウジアラビアでのビッグマッチ。
現地で観戦する場合は、公式窓口「Webook.com」でのチケット確保、そして最繁忙期を見越した「航空券」「ホテル」の早期手配が成功の鍵となります。渡航に必須の「E-Visa」申請も忘れないようにしてください。
日本国内から応援するファンは、「Lemino」でのPPV配信（4,950円）で歴史的瞬間を見届けることになります。
現地観戦組にとっても、国内視聴組にとっても、この一戦は特別なものになるはずです。チケットの発売日や配信の詳細については、今後発表される公式情報を引き続き注意深くチェックし、万全の準備でこのビッグイベントをお楽しみください。
