2025-26シーズンが開幕し、欧州のトップリーグで戦う日本人選手たちが早くも躍動しています。特に2025年8月27日から9月2日にかけての週末は、各地でゴールラッシュが生まれた。新天地デビューの堂安律、ダービーで爆発した上田綺世、王者から決勝点を演出した三笘薫など、日本人選手の躍動が見られました!
海外で活躍する日本人 最新まとめ(2025/8/27〜9/2)
- 上田綺世がダービーで2得点、フェイエノールトの開幕3連勝を牽引。
- 堂安律が新天地デビュー戦で2得点1アシスト、即座に攻撃の軸に。
- 三笘薫はマンC戦で89分に決勝弾を演出し、ブライトン今季初勝利に貢献。
- 南野拓実は90+6分の劇的ヘッド、遠藤航は終盤の守備締めで勝点確保。
- 移籍面は久保建英・中村敬斗ともに残留が決定。
欧州日本人選手最新状況
三笘 薫(ブライトン/イングランド)

- 試合結果:ブライトン 2-1 マンチェスター・シティ
- 試合サマリー: 王者シティを相手にフル出場。得意の左サイドで何度もドリブル突破を試み、シティの屈強な守備陣を脅かし続けた。前半には決定的なシュートを放つも、これは相手GKの好セーブに阻まれました。チームが1-1で迎えた試合終了間際の89分、ペナルティエリア手前でボールを持つと、冷静に相手DFラインの背後へ走り込む味方を見逃さなかった。針の穴を通すようなグラウンダーのスルーパスを供給し、ブラヤン・グルダの劇的な決勝ゴールを演出し、チームに今季初となる大きな勝点3をもたらしました!
現地評価
- Sussex World(英・地元紙): 前半の決定機創出を評価する一方、「現時点ではフィニッシュの精度を欠いているのも事実」と、決定力に関する課題も指摘した。
- ガーディアン紙(Jonathan Wilson): 後半89分に見せたラストパスについて、三笘の「典型的な落ち着き」を称賛し、決勝点に繋がったと報じた。
- プレミアリーグ公式(試合レポート): ブライトンの猛攻が続く中、三笘のラストパスからグルダが冷静にゴールを決めた、と試合経過を伝えた。
- テレグラフ紙(Tim Wigmore): ベテランのジェイムズ・ミルナーと共にサイド攻撃を活性化させ、89分には決勝点となるスルーパスを供給したと評価した。
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堂安 律(フランクフルト/ドイツ)

- 試合結果:フランクフルト 3 – 1 ホッフェンハイム
- 試合サマリー: 新天地フランクフルトでの衝撃的なデビュー戦!右サイドで先発すると、前半17分に味方との連携からペナルティエリア右でボールを受け、得意の左足を一閃。強烈なシュートを突き刺し、移籍後初ゴールを記録した。そのわずか10分後の27分には、ゴール前のこぼれ球に素早く反応し、冷静に押し込んで追加点。後半51分には、巧みなスルーパスでジャン・ウズンのゴールをアシストし、78分に交代するまで2ゴール1アシストと全得点に絡む大活躍を見せた。攻撃の全権を握るかのような圧巻のパフォーマンスで、チームを勝利に導いた。
現地評価
- キッカー誌: この試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出。「攻守にわたり突出」し、「巧みなポジショニングと精度あるシュートでチームを勝利に導いた」と絶賛した。
- ビルト紙: 「堂安はまさに攻撃の原動力」と評し、鋭いカットインから決めた2得点が見事であったと伝えた。
- フランクフルター・ルンドシャウ紙: 「堂安の存在が試合を決定づけた」と断言。「俊敏さと創造性で相手守備を翻弄した」とそのプレーを分析した。
- フランクフルト監督(記者会見): 「リツ(堂安)は素晴らしいクオリティを示してくれた。彼の技術と決定力が我々のゲームプランを完璧に体現していた」と手放しで称賛した。
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上田 綺世(フェイエノールト/オランダ)

- 試合結果:フェイエノールト 4 – 0 スパルタ・ロッテルダム
- 試合サマリー: 地域の威信をかけた“ロッテルダム・ダービー”でエースの仕事を果たした。フル出場し、最前線で起点となりながら常にゴールを狙い続けた。後半52分、味方のシュートのこぼれ球に詰めてチームの追加点を挙げると、チームが数的優位となった後の66分には、ゴール前で冷静にパスを受け、確実にネットを揺らしてこの日2点目。試合を決定づけた。これで開幕3試合で4ゴールと驚異的なペースで得点を量産しており、チームの開幕3連勝に大きく貢献している。
現地評価
- フェイエノールト公式サイト: 「この日の“大黒柱”は上田」と最大級の賛辞を送り、8年ぶりの開幕3連勝の立役者として報道した。
- アルヘメン・ダグブラッド紙: 「上田の決定力が光った」とし、「難しい試合を彼のゴールが楽にし、退場者を出した相手にとどめを刺した」と勝負強さを評価した。
- フットボール・インターナショナル: 新加入の渡辺剛との連携に注目。「前者はゴールゲッター、後者は守備陣に安定をもたらし、共に今後への期待を抱かせた」と日本人コンビの活躍を伝えた。
- デ・テレグラフ紙: 「上田綺世が止まらない!」との見出しで活躍を報道。「ダービーでの2ゴールは彼をリーグ得点ランキングのトップに押し上げた」と伝えた。
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南野 拓実(モナコ/フランス)

- 試合結果:モナコ 3-2 ストラスブール
- 試合サマリー: まさに“スーパーサブ”としての真骨頂を見せました。2-2の同点で膠着状態が続いていた83分からピッチに立つと、試合終了間際にドラマを起こす。後半アディショナルタイム96分、右サイドからのクロスボールに対し、ファーサイドへ絶妙なタイミングで走り込むと、頭から飛び込む決死のダイビングヘッド。ボールはゴールに突き刺さり、これが劇的な決勝点となった。投入からわずか13分、今季初ゴールでチームに大きな勝点3をもたらしました!
現地評価
- モナコ・トリビューン(仏): 「後半AT、ミナミノがファーサイドに走り込み正確なダイビングヘッドで劇的勝ち越し弾!スタッド・ルイIIは熱狂に包まれた」と、スタジアムの興奮を伝えた。
- Monaco Life(Luke Entwistle): 「日本代表FWの決死のダイビングヘッドがモナコに勝点3をもたらした」と、その勝負強さを称賛した。
- RTLフランス(ラジオ): 「“スーパージョーカー”南野拓実がまたしても決定力を示した」と報道し、短い時間で結果を出す仕事人ぶりを評価した。
- モナコ監督 アディ・ヒュッター: 「南野のような途中投入の選手が結果を出してくれるのはチームに勢いを与える」と、その働きを高く評価した。
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遠藤 航(リヴァプール/イングランド)

- 試合結果:リヴァプール 1-0 アーセナル
- 試合サマリー: 1-0とリードして迎えたシーズン序盤の大一番、アーセナルの猛攻に耐える試合終了間際の89分に守備固めとして投入されました。その役割は、試合を確実に終わらせる“クローザー”。短い出場時間ながら、中盤の危険なスペースを埋め、空中戦で競り勝つなど、持ち前の対人の強さを発揮。的確なポジショニングで相手の攻撃を遅らせ、チームのクリーンシートに貢献した。終了間際に時間を使ったとして警告を受けたが、与えられた戦術的タスクをしっかりとこなし勝利に貢献しました。
現地評価
- リヴァプールEcho(Neil Jones): 「終盤に投入され、中盤の安定に寄与」したと評価する一方、「90+8分のカードは不要だったかもしれない」と付け加えた。
- This Is Anfield(ファンメディア): 「時間稼ぎの黄紙はご愛嬌」とし、「クレバーなプレーで試合を締めくくった。クロップも満足だろう」と好意的に報じた。
- 英国放送局(試合中継解説): 「ピッチに入るとすぐ周囲に声をかけ、守備のブロックを維持した。この短時間で戦術理解度を示した」とコメントした。
- ユルゲン・クロップ監督: 「彼は非常に聡明な選手。期待通りにチームを落ち着かせてくれた」と、そのインテリジェンスと戦術遂行能力を称賛した。
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久保 建英(レアル・ソシエダ/スペイン)

- 試合結果:レアル・ソシエダ 0 – 1 レアル・オビエド
- 試合サマリー: 夏の移籍市場閉幕直前の注目が集まる一戦に先発出場。右ウイングとしてプレーし、攻撃の起点となるべくボールに多く触れたが、相手の堅い守備ブロックを崩し切れない時間が続き、前半には得意のコーナーキックからDFイゴール・スベルディアの決定機を演出する鋭いボールを供給!また、自らもペナルティエリア外から枠を捉えるシュートを放ったが、相手GKにセーブされた。しかし、チーム全体として攻撃が停滞する中、決定的な仕事はできず、65分にゴンサロ・ゲデスとの交代でピッチを退いた。
現地評価
- Mundo Deportivo (Unai Valverde): 「Apagado(消えていた)」と厳しい評価。「チームで最も重要な選手であるべき存在から、もっと多くのものが必要だ」と、パフォーマンスに物足りなさがあったことを指摘した。
- Cadena SER (Redacción): チーム全体が「攻撃に必要な明晰さを見つけられなかった」と総括。久保もその機能不全の一部であったと見なされている。
- Killer Asturias (Juan Moreno): 地元オビエド側の視点から、ソシエダの攻撃を無力化した守備陣を称賛。間接的に久保が相手守備を崩せなかったことを示唆した。
無料ハイライト:【久保建英が先発出場|オビエド×ソシエダ|ハイライト】ラ・リーガ第3節|2025-26シーズン
板倉 滉(アヤックス/オランダ)

- 試合結果:アヤックス 1 – 1 FCフォレンダム
- 試合サマリー: 移籍発表から間もなく、名門アヤックスの一員としてデビューを飾りました!センターバックとして即先発し後半17分まで出場。持ち前の対人の強さと冷静なカバーリングで最終ラインに安定感をもたらそうと奮闘した。また、正確なフィードで攻撃の起点となる場面も見られた。しかし、チームは格下相手に攻めあぐね、先制を許す苦しい展開に。終盤には板倉自身のゴールで追いついたものの、勝利を掴むことはできず、悔しいドローでの新天地スタートとなりました。
現地評価
- De Telegraaf(蘭・大手紙): 「チーム全体が苦しむ中、イタクラは個人として安定したデビュー戦を飾った。しかし、彼一人の力では勝利に導けなかった」と、個人のパフォーマンスとチームの結果を切り分けて報じた。
- Voetbal International(蘭・専門誌): 「アヤックスにとって痛恨の引き分けだが、板倉は守備で堅実さを見せた。今後の守備のリーダーとしてのポテンシャルは示した」と評価した
- Ajax Life(ファンメディア): 「結果は全く満足できないが、板倉のプレーには希望が持てる。彼のような選手が最終ラインに必要なことは明らかだ」と、今後の活躍に期待を寄せた。
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移籍情報
中村 敬斗(FW)
- ステータス: 残留
- 所属するスタッド・ランス(フランス)に対し、ベシクタシュ(トルコ)やビジャレアル(スペイン)からオファーがあったと報じられたが、クラブ側がこれを拒否。最終的にランスへ残留した。
久保 建英(MF)
- ステータス: 残留
- 夏の移籍市場を通じてトッテナム(イングランド)などが関心を示したが、6000万ユーロと報じられる高額な契約解除金がネックとなり交渉は進展せず。レアル・ソシエダに残留となった。
まとめ
夏の移籍市場が閉幕し、本格的なシーズンが始まったこの1週間は、日本人選手の特に攻撃陣の決定力が際立ちました!新天地で最高のスタートを切った堂安、ダービーの主役となった上田、勝負強さを見せた三笘と南野。彼らの活躍は、各所属クラブにとってはもちろん、来る2026ワールドカップの日本代表の活動に向けても極めて明るい材料なるでしょう。
一方で、DF陣では板倉が名門アヤックスへの移籍を果たしたものの、伊藤洋輝(バイエルン)は負傷離脱が続き、冨安健洋(前アーセナル)は依然として無所属と、懸念が残る状況です。選手たちがそれぞれの場所でどのようなシーズンを送るのか、今後の戦いに注目しましょう!