こんにちは、スポカフェ編集部です！
先日はセ・パともに優勝チーム、クライマックスシリーズ進出チームが決まりましたね！
今年はなんとセ・パともに昨年最下位だったチームが優勝しました。クライマックスシリーズ出場となる上位3チームもすでに決定しており、ここからはポストシーズンの戦いも大きな注目を集めてくるでしょう。
今回は、2021年のクライマックスシリーズの出場チームや各チームの戦い方などを交え、シリーズの展開を予想していきます。
2021年プロ野球ポストシーズンに進出したチーム（セ・リーグとパ・リーグ）
セ・リーグ出場チーム
1位：東京ヤクルトスワローズ
2位：阪神タイガース
3位：読売ジャイアンツ
セ・リーグ覇者のヤクルトは五輪代表の村上宗隆や山田哲人を軸に、ベテランの青木宣親、オスナ、サンタナといった両外国人も活躍し、中村悠平や塩見泰隆も好調を維持したことで打線全体が繋がり、チーム総得点もリーグトップの612点を記録しています。
一方、2位の阪神は守備と機動力で、安定した戦いを繰り広げてきました。現在リーグ最多勝の青柳晃洋が先発陣の柱に成長し、秋山拓巳やルーキーの伊藤将司も10勝と、先発陣のシーズンを通しての高いパフォーマンスが目立ちました。また、こちらもルーキーの中野拓夢の盗塁数が30に上り、チーム盗塁数が12球団最多の114個と、機動力でも好成績を収めています。
連覇を果たせず、3位に沈んだ巨人は終盤の連敗が響きました。三つ巴の戦いから脱落した原因は投手陣の不調が大きく影響し、途中から投手起用で試行錯誤を繰り返した首脳陣のベンチワークも、結果的に黒星が続いたことに繋がったかもしれません。短期決戦のポストシーズンで巻き返しを狙います。
パ・リーグ出場チーム
1位：オリックスバファローズ
2位：千葉ロッテマリーンズ
3位：東北楽天ゴールデンイーグルス
パ・リーグ覇者のオリックスは主砲・吉田正尚の終盤での負傷離脱が響いていたものの、最後はチーム力の強さを見せて25年ぶりの優勝に輝きました。投手陣の大黒柱である山本由伸が12球団最多となる18勝、防御率でもリーグトップの活躍で、最後までチームを牽引。
さらに2年目の宮城大弥も13勝と、中心となるプレーヤーが期待以上の数字を残したことが優勝に大きく影響しました。
2位になったロッテは、投打の歯車が順調に噛み合ったことで上位を走り続けました。突出した選手はいないものの、ベテラン荻野貴司や中村奨吾が打線を引っ張り、投手陣は小島和哉がエースに成長し二桁勝利を挙げています。
楽天は投手陣が誤算となりました。二桁の白星を計算していた田中将大が僅か4勝に終わり、もう一人のベテラン涌井秀章も6勝に止まりました。また、チームは5球団に5分以上の対戦成績を残しながらも、ロッテに大きく負け越した（8勝15敗1分け）ことも首位争いに加われなかった原因と言えるのではないでしょうか。
過去のクライマックスシリーズ、ステージごとの勝率、過去の対戦成績は？
以下のデータはこれまでの各ステージの勝敗、勝率となっています。ファーストステージでは、両リーグとも、3位チームが勝ち越していることがわかります。一方で、ファイナルステージでは1位チームが大きく勝ち越しています。
セ・リーグ 2位6勝 3位7勝（セ2位チーム.461、3位チーム.538）
パ・リーグ 2位5勝 3位8勝（パ2位チーム.384、3位チーム.615）
セ・リーグ 1位10勝 2位3勝（セ1位チーム.769、2位チーム.230）
パ・リーグ 1位11勝 2位3勝 （パ1位チーム.785、2位チーム.214）
今年のクライマックスシリーズ出場チーム同士での対戦は、過去、それほど多くありません。巨人と阪神のカードが計3度（シリーズ成績は巨人2勝、阪神1勝）、巨人とヤクルトも3度（巨人2勝、ヤクルト1勝）となっています。阪神とヤクルトとの対戦はまだ行われていません。
パ・リーグでは2013年に唯一、楽天と千葉ロッテの対戦があり、ファイナルステージを戦って楽天が勝利しています。オリックスは今回が通算3度目の出場となり、過去2回は何れもファイナルステージで敗退しています。
最終順位決定と共に、クライマックスシリーズの組み合わせも決まります。どんな戦いになるか、非常に楽しみです。
まとめ
両リーグとも、激しい優勝争いの後でのクライマックスシリーズです。ステージでの勝率をみても、3位チームが勝ち上がるケースも非常に多いです。ペナントレースとは、違う戦いも求められてくるクライマックスシリーズ、どのような結末を迎えるか、今から心待ちにしましょう。
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