【ロシアのウクライナ侵攻】プルシェンコの反発声明などスポーツ界のロシア制裁まとめ

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始し、世界は混乱の真っ只中となってしまいました。連日のように悲劇的なニュースや、目を覆いたくなる映像が各国に発信されています。

ロシアに対しては世界の国々より非難の声が相次いでさまざまな形での制裁が行われており、侵攻の即時停止を求める動きも行われていますが、今なおロシアによる侵攻は続いている状態です。

そして当然のことながら、この事態はスポーツ界にも大きな影響を及ぼしています。ロシアや同盟国であるベラルーシの選手、関係者を各競技での国際大会からの除外が相次いでいます。

スポーツ大国でもあるロシアの多くのアスリートは現在、国際大会の舞台に立つことは許されていません。このことに関しても複雑な思いを抱きつつも、やむを得ない状況と言えるでしょう。

今回は、世界のスポーツ競技団体より発表されているロシアへの制裁がどんなものか、またロシアの元メダリストの言葉についても取り上げてみたいと思います。

プルシェンコの反発声明が話題

フィギュアスケート元ロシア代表で2006年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏が2022年3月1日、自身のSNSにてスポーツ界に広がるロシア追放の流れに反発し、以下のようなメッセージを発しました。

「IOCがすべてのスポーツで選手を停止するよう呼びかけた後、FIFAとUEFAはすべての大会からチームを除外しました。国際スケート連盟(ISU)はロシア人がISU主催の競技会に参加することを禁止しました。これは大きな間違いです。スポーツと政治を混同させたり、アスリートを罰したり、パフォーマンスや競争の権利を奪ったりすることは出来ません。これは差別であり、アスリートの権利を直接侵害するものです」

これは、ロシア人選手の国際大会からの除外に強く反発する内容となっており、世界中で大きな話題となりました。この投稿の直前にIOCより発表された、ロシアとベラルーシの選手への出場停止制裁に対する主張であることは言うまでもありません。

しかし、プルシェンコ氏の声が伝えられて以降、各競技団体は次々とロシア、ベラルーシの選手の除外を発表してきました。この動きはロシアの軍事侵攻終結とならない限り、今後も続くことは間違いないでしょう。

各種スポーツへの影響

ここでは、今回の事態に伴い、世界の競技団体によるロシアへの対応を見ていきたいと思います。ロシアとその同盟国であるベラルーシも制裁の対象となっています。

オリンピック(IOC)

2月28日、すべての競技の国際大会において、ロシアとベラルーシの選手、関係者の除外を求めることを発表しました。

また国際パラリンピック委員会(IPC)も、3月4日から開催された北京冬季パラリンピックでは大会直前に、RPC(ロシアパラリンピック委員会)とベラルーシの出場を認めないという決定を下しています。

サッカー(FIFA)

FIFAとUEFAがロシア代表と同国クラブに対し主催大会への出場停止を発表しました。2022年W杯欧州予選プレーオフからロシア代表を、ヨーロッパリーグからスパルタク・モスクワを除外しました。

柔道

国際柔道連盟は、ロシアのプーチン大統領が務める連盟の名誉会長などすべての職務を解任するとホームページで発表。IJFは6日にホームページを更新し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアのプーチン大統領が務める連盟の名誉会長などすべての職務を解任すると発表しました。

バスケット(FIBA)

FIBAは3月2日、ロシア代表の2023年W杯予選と3×3大会への出場停止を発表。さらにFIBAヨーロッパも、ユーロリーグに参加中だったCSKAモスクワ、ゼニト・サンクトペテルブルクの出場資格も停止も発表しています。

卓球

3月1日、ITTFは国際大会からロシアとベラルーシの除外を発表しました。この発表に準じ、ETTU(ヨーロッパ卓球連合)はロシアのクラブの2021-2022シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグへの出場を許可しないことを決定しました。

陸上

陸上世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグが3月17日、ロシアとベラルーシの選手に対して大会からの除外を発表。ロシア陸連に対してはドーピング違反で既に出場資格停止処分を科していますが、「中立選手」の資格を得たロシア選手も出場が出来ないこととなりました。

まとめ

今回は、軍事侵攻を行うロシアに対する世界のスポーツ界の動きを振り返ってきました。

連日のようにウクライナに対しての無差別攻撃のニュースが流れています。プルシェンコ氏の主張も紹介しましたが、現状ではロシアへのスポーツ界からの制裁は当然と言えるでしょう。一刻も早く平和が訪れることを願って止みません。

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