2019年ラグビーワールドカップの会場となる釜石鵜住居復興スタジアム。鵜住居は「うのすまい」と読みます。
ラグビーワールドカップ日本大会で12会場の一つとなる釜石鵜住居復興スタジアムは2017年4月に着工し、2019年6月末に完成しました。
常設の観客席は約6000席ですが、10000席の仮設スタンドが新たに建設され、ラグビーワールドカップ日本大会本番では併せて約16000人の観客を収容します。
釜石鵜住居復興スタジアムは、釜石市の復興のシンボルとして、震災で被害を受けた旧鵜住居小学校、釜石東中学校の跡地に建設されました。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた鵜住居地区は、住居だけでなく多くの方が犠牲になりました。一方で釜石市は「釜石の奇跡」と言われるように、鵜住居小学校、釜石東中学校の子ども達が、迅速に避難し、難を逃れた地区でもあります。
釜石鵜住居復興スタジアムは「震災の記憶と防災の知恵」を次世代に伝える役割を担うスタジアムとして「復興」という名がつけられています。
釜石鵜住居復興スタジアムはラグビーワールドカップ開催12都市で唯一の新設スタジアムとなります。ぜひ足を運んでみてください。
釜石駅では猫のオブジェがお出迎え
I'm at 三陸鉄道 釜石駅 in 釜石市, 岩手県 https://t.co/z0c1Ucgp3W pic.twitter.com/SwUYv0lAf8
— なりあび (@naritakaraabiko) August 15, 2019
釜石鵜住居復興スタジアムに向かう玄関口である釜石駅では猫のオブジェがお出迎えしてくれます。
ラグビーのユニホームを着た猫達は銀河鉄道の夜に出てくる猫でしょうか。きらきらと輝くラグビーボールの周りを勇ましく囲んでいます。
一緒にあるのぼりには「走り続けろ 三鉄魂 復活するぞ 釜石魂」とあります。地元の愛を感じますし、なんだか勇気が出る言葉ですね。
ラッピング車両「スクラムいわてフィフティーン号」
三陸鉄道36-703、釜石→宮古。ラグビーワールドカップラッピング車。それにしても山田線の三鉄移管で釜石駅の運用は結構大変そう。元々駅がJRと三鉄で分かれていたからね pic.twitter.com/puy9KcYdfr
— やまちゃん(やまちゃんP)@コロナ君さようなら (@hyperyamachan) August 1, 2019
三陸鉄道ではラッピング車両「スクラムいわてフィフティーン号」が2020年6月15日まで大船渡・盛―久慈間で運行されます。車両1両に、県内の自治体マスコットキャラクターによるチーム「スクラムいわてフィフティーン」の35体が描かれています。キャラクターは日本代表と同じ赤白のユニホームを着用しています。「みんなでスクラム!」の文字も書かれ、ワールドカップを盛り上げます。
オブジェの前で写真を撮ろう!
釜石鵜住居復興スタジアム近くにある、【うのすまいトモス】に、写真撮影スポットができました!
— いわて・かまいしラグビー情報 (@iwakamarugby) July 24, 2019
スタジアムや時間によっては三陸鉄道の車両をバックに、撮影することができます。
試合観戦や旅の思い出に、ぜひ撮影して、SNSで投稿してください!! pic.twitter.com/gFWmEu59m8
ラグビーワールドカップに観戦に来たら、写真はたくさん撮って帰りたいもの。できればインスタ映えもしたい!そんな思いを叶えてくれるオブジェが釜石に完成しました。オブジェができたのは、試合が行われる釜石鵜住居復興スタジアムの側にある公共施設である「うのすまいトモス」の広場です。オブジェは高さ3メートル幅2メートル。ラグビーボールの形の巨大なオブジェです。
表面には、虎舞や釜石大観音が描かれています。ぜひこのフォトスポットで、釜石を、ワールドカップを全世界に発信してください。
釜石鵜住居復興スタジアムへのアクセス
2019ラグビーワールドカップ、釜石鵜住居復興スタジアムでの試合開催日には、鉄道かライナーバスが推奨されています。
鉄道
釜石鵜住居復興スタジアムの最寄り駅は三陸鉄道リアス線「鵜住居駅」です。
(JR釜石線をご利用の方は、JR釜石駅で乗り換えが必要となります)
釜石鵜住居復興スタジアムまでは、三陸鉄道リアス線またはシャトルバス(釜石駅隣接「シープラザ釜石駐車場」発着)が運行されています。
ライナーバス(要予約・有料)
盛岡駅、いわて花巻空港(新花巻駅経由)、新花巻駅、北上駅、水沢江刺駅、一ノ関駅、宮古駅、盛駅からラナーバスが釜石鵜住居復興スタジアムへ直通運行されます。なお、同ルートでの復路便もあります。予約が必要となりますので忘れずにチケットを取ってくださいね。
わくわくする!外観も素敵なスタジアム
釜石鵜住居復興スタジアム! 空の青、山と芝の緑、白い座席のコントラストがとても綺麗。もうすぐラグビーW杯。 pic.twitter.com/UC1mpcFiZ8
— れい (@mucun) August 20, 2019
2019年ラグビーワールドカップの会場である釜石鵜住居復興スタジアムは東日本大震災からの被災した鵜住居小・釜石東中の跡地をかさ上げして造られたスタジアムです。
釜石鵜住居復興スタジアムの特徴である白い大きな屋根は「羽ばたき」の翼、「船出」の帆をモチーフにデザインされています。
建設されたばかりの真っ白で大きな屋根はきれいに敷き詰められた芝や青空とのコントラストが美しいです。
どんな座席があるの?
【現地レポ】<#釜石市>
— いわて未来づくり機構~いわて三陸復興のかけ橋~ (@iwatemiraikiko) August 21, 2019
◆ラグビーワールドカップ開催まであと30日!
来月9/20に開幕する #ラグビーワールドカップ2019。
観戦チケットも届き始めました!
釜石会場にお越しの際は、ぜひ近隣市町も訪れて岩手を堪能してくださいね。#RWC2019 #kamaishi #釜石鵜住居復興スタジアム #RWCチケット pic.twitter.com/Xln82sjJue
常釜石鵜住居復興スタジアムの座席は約16000席。座席には東京ドームや旧国立競技場で使われていたものも再利用されています。
そして、2018年5月に尾崎半島で発生した山林火災で被災したスギを100%使用した木製座席が設けられています。
地場産のスギ木材を使用し、自然に優しい塗料を使い、座面に角度をつけて座りやすくしているのが特徴です。
地元の技術力を生活かし、木ならではのぬくもりがあふれるスタジアムが完成しました。
岩手県・釜石の世界からのラグビーワールドカップ来場者をおもてなしします。
スタジアムだけじゃない!ファンゾーンも充実!
ラグビーワールドカップ2019では、全国の開催都市に「ファンゾーン」が設けられます。誰でも無料で入場できるファンゾーンは、大型ビジョンを使用した試合のライブ中継をはじめ、ラグビー体験コーナーなども充実。
ラグビーワールドカップ2019ならではのイベントや開催地域の特色を活かした演出を楽しむことができます。スタジアムが遠いという場合はファンゾーンでの楽しみ方も検討してみてください!
とはいえ、スタジアムもファンゾーンも遠い…そんな方もいらっしゃることでしょう。
そんな時はこちらのサイトをご利用ください!