それ行けカープの誕生秘話とは!?知られざる広島カープ応援歌の歴史

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こんにちは、スポカフェ編集部です!
広島カープの球団歌としてカープファンに長く愛され、最近はテレビ番組でもよく耳にするようになった『それ行けカープ』。これから応援のために歌詞を覚えるカープファンも多いでしょう。そんな方には、ぜひ歌詞だけでなく、この応援歌が「どのようにして生まれたのか」ということも知っていただきたいです。『それ行けカープ』誕生のヒストリーをご存知でしょうか?

「赤ヘル旋風」最中に誕生した応援歌『それ行けカープ』

『それ行けカープ』が誕生したのは、今から40年以上も前となる1975年のことになります。1975年といえば、熱心なカープファンの方にはどんな年かすぐにピンとくるでしょう。球団創設以来、長い低迷期を経験した広島カープが、25年目にして悲願の初優勝を成し遂げたシーズンです。もともと、広島カープには球団創設当初から長く愛されていた別の球団歌がありました。しかしこの1975年は序盤からチームが好調で、応援でもそれを後押しするために、シーズン途中に新応援歌の制作がはじまりました。

シーズン序盤にスタートした応援歌制作が完了したのは夏場のことでした。広島カープの優勝争いが熾烈を極め、「赤ヘル旋風」の興奮が最高潮に達していた時期です。そんなときに発売された『それ行けカープ』のレコードは、なんと30万枚の売り上げあったといいます。

『それ行けカープ』応援歌の大合唱で盛り上がる広島カープ戦

そして197510月、広島カープの選手たちは応援歌制作に込められた願いを優勝という最高の形で実現させました。現在『それ行けカープ』がカープファンこれほど愛されているのは、往年のファンには忘れられない「赤ヘル旋風」のインパクトが背景にあるのです。

そこから『それ行けカープ』はファンに歌い継がれ、現在マツダスタジアムでのホーム戦では、ラッキーセブンの「ジェット風船飛ばし」とセットでカープ応援に欠かせないものとなっています。ビジター球場でも、ラッキーセブンにはジェット風船の代わりにタオルやメガホンを振っての大合唱となるので、かなり歌詞を覚えてしまっている相手チームファンも多いことでしょう。

『それ行けカープ』の「著名人リレー」もカープファンの楽しみのひとつ

ホームのマツダスタジアム戦では、『それ行けカープ』の音源とセットでビジョンに流れる映像「著名人リレー」もファンの楽しみのひとつになっています。「著名人リレー」とは、歌手や役者、スポーツ選手、お笑いタレントなど様々なジャンルで活躍するカープ党有名人の方々が、『それ行けカープ』をワンフレーズずつリレーしていく名物企画です。

常連として長く出演を続けているのは歌手の島谷ひとみさんや、お笑いコンビ「ザ・ギース」の尾関高文さんなど。毎年メンバーが替わり、2017年は子役の鈴木福さん、2018年は女優の早見あかりさんなどが初登場と、最近はフレッシュなカープ党の出演も目立っています。歴史ある『それ行けカープ』ですが、球団のファンを飽きさせない工夫も人気の理由です。

2016年それ行けカープ著名人りれリレー

2017年それ行けカープ著名人りれリレー

2018年それ行けカープ著名人りれリレー

『それ行けカープ』歌詞を覚えて広島カープ応援を楽しもう

この記事では誕生秘話を中心に『それ行けカープ』を扱いましたが、球場で歌って応援に参加してみたくなったでしょうか?それいけカープも含め応援歌の歌詞もまとめておいたので、ぜひこれで『それ行けカープ』をマスターして、球場でカープ応援に参加してみてください!

2018年広島東洋カープ応援歌 | 選手・チーム応援歌

2018.07.17