東京オリンピックの開会式・閉会式はどうなる?2021年のオリンピック最新情報

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

いまだに開催するのかどうかが微妙な状態である今年の東京オリンピック。最近は、女性差別発言により東京オリンピック組織委員会の森 喜朗会長が辞任したのに続いて、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の演出の総合統括を務めていたクリエイティブディレクターの佐々木 宏氏が、タレントの渡辺 直美さんの容姿を侮辱した発言をしたことが明らかになり、辞任したという出来事がありましたね。

今回は、そんな思わぬ形で注目を集めることになった、東京オリンピックの開会式と閉会式の情報をお届けします。

東京オリンピック開会式・閉会式の日程スケジュール

まず、東京オリンピックの開会式と閉会式の日程ですが、開会式は2021年7月23日(金) 午後8時から、そして閉会式は2021年8月8日(日) 午後8時から、ともに東京都新宿区にある新国立競技場(オリンピックスタジアム)で開催される予定となっています。

東京オリンピック開会式のコンセプト

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2017年末に発表した「東京2020年大会開会式・閉会式に関する基本コンセプト最終報告」によると、東京オリンピックの開催意義として「歴史的意義」と「社会的意義」の重要性があげられていました。

歴史的意義とは、物質主義から精神的な豊かさを求める社会への変化にむけた、人々の意識の変化推移を象徴する大会とすることです。

一方、社会的意義とは、あらゆる人の参加意識を高め、世界平和の実現に貢献することです。そしてこうした思想をアジアの国の一つである日本から発信することも、東京オリンピックのもつ重要な「社会的意義」であるとしています。

こうした東京オリンピックの「歴史的意義」と「社会的意義」を踏まえた開会式と閉会式のコンセプトは「平和」「共生」「復興」「未来」「日本・東京」「アスリート」「参画」「ワクワク感・ドキドキ感」の8つの言葉に集約されます。

この8つのキーワードは前述の「東京2020大会開会式・閉会式に関する基本コンセプト最終報告」によると、それぞれ次のように定義されています。

平和

和を尊ぶ考え方が、分断や対立を超えた世界につながること。

共生

多様な違いを認め合い、支え合い、活かし合うことで、新しい価値を生み出す共生社会を目指すこと。

復興

自然災害を乗り越え、諦めることなく次代を創ろうとする姿を示し、世界の人々への勇気へとつなげる。

未来

持続可能で、人間性豊かな、新しい時代のスタートラインとする。

日本・東京

歴史の中で培われ、今も生きる日本・東京の美しい感性を大切にする。

アスリート

スポーツの祭典として、主役のアスリートが安心して参加できる式典を目指す。

参画

多くの人々が自分も式典に関わっていると感じられるような、みんなでつくる式典を目指す。

ワクワク感・ドキドキ感

熱気や興奮が感じられ、一生に一度の体験となるような機会とする。

東京オリンピックではこうしたキーワードを表現するために、当初狂言師の野村 萬斎氏が演出を総合統括する予定でしたが、昨年末に先日辞任した佐々木 宏氏に変更していました。

簡素化される予定の開会式

新型コロナウイルスの感染拡大により、今回の東京オリンピックの開会式は「簡素化」がテーマとなっています。昨年末まで開会式と閉会式の演出を総合統括していた野村氏は、開会式と閉会式でコマーシャリズムを排除したという意向を明らかにしていました。

その他にも、開会式で入場する選手団の数を6000名ほどにする案や、観客の数を少なくする案なども話し合われていました。

しかし、昨年末に総合統括を野村氏から引き継いだ佐々木 宏氏が今回辞任したことで、開会式や閉会式の演出の簡素化がどの程度のものになるのか、目処が立たなくなっています。

まと

東京オリンピック・パラリンピックの開催が不透明のなか、選手たちは開催に備えて着々と準備を進めています。様々なハプニングが起きている東京オリンピック・パラリンピックですが、無事開催され、開幕式を迎えられるといいですね。

新型コロナウイルスへの万全な対策で開幕式を迎え、大会期間中の安全な運営で何事もなく閉幕式を終えられることを祈るばかりです。