こんにちは、スポカフェ編集部です！
昨年開催予定だったもののコロナウイルスの影響により延期となってしまった東京オリンピック2020。
先日国際オリンピック委員会のバッハ会長が開催について言及したということもあり、2021年開催となる見込みが強くなっています。
しかし世間の体感としては、まだまだ新型コロナウイルス感染症が終息に向かっていると感じている人は少ないのではないでしょうか？
本記事では、「オリンピックは本当に開催されるのか」「世論はどうなっている」といった最新の情報をお伝えします。
IOCが東京オリンピックの開催を表明
まずは、IOC(国際オリンピック委員会)の見解を紹介します。現状では人類はまだにコロナウイルスに翻弄されているように感じますが、IOCのオリンピック開催に対する見方はそうではないようです。
IOCのコーツ委員長が先日メッセージを発表し、オリンピックは今年の7月に必ず開催すると断言しています。
1年間延期されたこともあり「史上最も準備が整った大会だ」とも発言しており、対策は万全であると強調しています。
コーツ委員長は、「感染症の世界的な流行に人類が打ち勝ったことを示す大会となる」といった発言もしており、今回のオリンピックには人類を長く苦しめている新型コロナウイルスに対する勝利宣言という役割を持たせたいという意図が汲み取れます。
この1年で新型コロナウイルスというものの輪郭が見えてきた中で、疾患のある患者でなければ命の危険にさらされてしまうことはまずなく、極めて風邪に近いものであるということが分かってきているのも開催に踏み切ろうとしている要因の1つかもしれません。
ただし、正常な人も罹患すると悪化して死亡率が高くなる変異種も報告されています。もしこの変異種がさらに危険な病気であった場合は、このような発言には至らなかったのではないでしょうか。
また、大会を強行開催しようとしているのは、競技者のスポーツマンとしての寿命は短いということも考えられそうです。
人生をかけた夢がオリンピックであることも開催要因としては考えられているでしょう。
ポテンシャルを存分に発揮することができる旬の期間は決して長くはないので、機会を逃すとピークを過ぎてしまいベストパフォーマンスができない競技者も少なくないはずです。
そういった競技者への配慮という側面もあって、今回は少し強引な形で開催せざるをえないという事情もありそうです。
東京オリンピック開催の世論調査
それでは、世論はオリンピックの開催に関してどのように考えられているのでしょうか。
IOCが実施した調査によると、その見解はやはりIOCとは大きく異なっています。
調査したアンケートでは、オリンピックの開催について3択で尋ねています。
・今年の夏に開催する→27%
・再び延期する→36%
・中止する→33%
アンケート結果より、今年の開催に対しては消極的な意見が全体の4分の3を占めているという結果になっています。
また、海外の一般観光客受け入れについてのアンケート結果では「受け入れないほうが良い」が85%となっており、上記のアンケートで「今年の夏に開催する」と答えた人に限っても「受け入れないほうが良い」と答えた人が75%となっています。
これだけ高い割合で外国人観光客の受け入れについて消極的な人がいるとなると、たとえオリンピックが開催されたとしてもコロナ禍以前に想定されていた大会と同じように進行するのは難しいでしょう。
一般的な感覚からは、やはりまだまだ新型コロナウイルスの影響は強く、まずは感染症のワクチンを獲得することに集中すべきという見方が多いといったところでしょうか。
結局オリンピックは開催されるのか？
IOCが開催すると断言している以上、よほどの感染者数や医療体制の悪化がない限りは開催されると予想されます。
ただし無観客での開催が決まったり、選手のコンディション調整の期間が今までと違ったりした場合には、国によって参加を取りやめるというようなことも起きてくるかもしれません。
現に北朝鮮がオリンピックの参加拒否を表明しています。開催する場合には万全の体制で当日を迎え、抜け目のない対策が求められます。
再びパンデミックになってしまうことはもちろん懸念されますが、現状さまざまなイベントが万全な対策のもとに行われていますので、無観客での開催や海外からの観光客受け入れ制限などのある一定の条件を満たせば、観戦者が爆発的に増加するといった事態は防ぐことができそうです
まとめ
2021年のオリンピック開催は濃厚だと考えられます。
そのため、私たちは日々の感染症予防はもちろんのこと、開催される以上は観戦を楽しんで大会を盛り上げることが日本の、ひいては世界のスポーツ界にとってポジティブな結果になると思います。
もし開催されるとなった場合には、スポカフェを利用することでスポーツ観戦をすることができるお店を検索することができますので、オリンピックが開催された際にはぜひお店で観戦を楽しんでいきましょう。
