東京パラリンピックのメダル候補は?注目の競技や日本人選手を紹介

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こんにちは、スポカフェ編集部です!
数えきれないほどいくつものドラマや名シーンが生まれた東京オリンピックが幕を閉じました。開会式から多くの感動を呼び、日本選手団の活躍、過去最多のメダル獲得など、興奮に包まれ続けた大会となりました。

また、海外選手団などの日本へのリスペクトや感謝を伝える様子なども話題となりました。世界中の選手やスタッフの心が国境を越え、スポーツを通して一つになったことを実感できた大会だったのではないでしょうか。

オリンピックは終わってしまいましたが、これからはまだ東京パラリンピックが控えています。日本の選手も多く出場するので、引き続き日本人選手を応援して、メダル獲得の力になりましょう。

今回は、東京オリンピックに出場する選手でも、メダル獲得が期待される注目の日本人選手・チームを紹介します。ぜひ今回紹介する選手に注目して東京パラリンピックを楽しんでください!

東京パラリンピック競技でのメダルが期待される注目の日本人選手

8月24日からは東京パラリンピックが始まります。東京オリンピックと同様に、選手から伝わる迫力ある動きや高い技術、ドラマなど今から非常に楽しみです。ここでは、メダルが期待される注目の日本人選手を紹介します。

国枝慎吾選手(車椅子テニス)

車椅子テニスの国枝慎吾選手は、今大会も金メダル大本命と言えるでしょう。37歳となった現在もシングルスでは世界ランキング1位であり、これまでダブルスとシングルスで合計3つの金メダルを獲得しています。今回は自身4個目となる金メダルの獲得に挑みます。

日本代表選手団の主将も務めており、「東京パラリンピックは、障がい者スポーツの枠にとらわれず、純粋にスポーツとしての魅力を伝えられる最高の舞台」と語っています。持ち味のバックハンドをはじめとする迫力のあるプレーは必見です。

木村敬一選手(水泳)

リオ2016パラリンピックでは日本選手最多の銀メダル2個、銅メダル2個の計4個を獲得した木村敬一選手。リオ以降は新たな練習環境でトレーニングに励み、2019年9月の世界パラ水泳選手権では100mバタフライで世界王者に登り詰めました。

今大会でも100mバタフライ(S11=視覚障がいクラス)で悲願の金メダルへの期待がかかります。「健常者の選手に見劣りしない選手でありたい」「人間の可能性を見せたい」と力強く語り、東京パラリンピックで初の頂点を狙います。

佐藤友祈選手(陸上)

陸上・車椅子の佐藤友祈選手はロンドン2012パラリンピックをテレビで観て、「リオ大会で金メダルを獲得する」と目標を立てて競技を始めました。初のパラリンピック出場となったリオでは、400mと1500mで銀メダルを獲得。そしていよいよ東京パラリンピックで金メダル、さらには世界新記録更新も狙います。

2017年の世界パラ陸上競技選手権大会では400mと1500mで金メダルと獲っているほか、2018年には両種目で当時の世界記録を塗り替え、2019年の世界パラリンピック陸上競技選手権でも再び2冠を達成しています。

2021年1月にはプロ転向を発表し、東京パラリンピックの目標を「2種目で世界記録での金メダル獲得」と公言しています。金メダルに最も近い男・佐藤友祈選手は、400mと1500m(T52=車椅子クラス)の2種目に出場予定です。

里美紗希菜選手(バドミントン)

2016年、高校3年の時に交通事故で脊髄を損傷し、両下肢に障がいが残った里美紗希菜選手。翌2017年の春、中学時代にバドミントン部に所属していたこともあり、パラリンピックバドミントンの日本代表選手が主宰するクラブで椅子のバドミントンと出会いました。

初めは趣味として始めたものの、各地の体育館を転々としてシャトルを追い続け、自然な流れで大会にエントリー。2017年8月のデビュー戦でシングルス3位になると、同年12月の日本選手権でシングルス準優勝を果たしています。

初の海外遠征となった2018年7月のタイ国際のダブルスでは、山崎悠麻と組んだことをきっかけに、東京2020パラリンピックのメダル獲得を見据え意識も変化。2019年のパラバドミントン世界選手権ではシングルスで初優勝しており、東京パラリンピックオリンピックは単複金メダルの有力候補です。

松本義和選手(柔道)

柔道男子100kg級代表の松本義和選手は20歳の時に緑内障により全盲に。先輩に誘われ柔道を始めると、1998年のIBSA世界選手権マドリード大会で国際大会に初出場します。2000年のシドニー大会では、パラリンピック初出場にして銅メダルを獲得し、2004年のアテネ大会で日本選手団の旗手を務めました。

その後はパラリンピックから遠ざかっていたものの、自国開催となる東京パラリンピックでは4大会ぶりの出場切符を手にしました。その戦いぶりからは突出した技術もさることながら、大ベテランの柔道家の凄みも感じることができるはずです。

車椅子ラグビー(日本チーム)

チームスポーツでは、車椅子ラグビーにメダルへの大きな期待がかかります。

「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれるほど、激しいぶつかり合いが繰り広げられる車椅子ラグビー。激しいコンタクトプレーにも耐えられる頑丈な競技用椅子を使用し、パラリンピック競技で唯一車椅子同士がぶつかるタックルが認められています。

ボールは丸い専用球を使用し、頸随損傷や機能障がいなど四肢に障がいのある選手たちが車椅子を巧みに操り、ボールをゴールへと運びます。また、男女混合で行われ、女子選手がコートに入るとアドバンテージとして加えられるなど、選手の組み合わせにも戦略が必要となります。

車椅子ラグビー日本代表の世界ランキングは現在3位となっており、今大会の優勝候補の一角です。自国開催の東京では前回のリオ大会(2016年)の銅メダルを上回る成績を目指します。日本チーム唯一の女子選手である倉橋香衣選手の活躍にも期待です。

まとめ

今大会は、全22競技539種目でメダルが争われます。ここで紹介した選手やチームに注目するのはもちろん、参加するすべての選手に熱い声援を送りましょう。