井上尚弥がポール・バトラーにKO勝利!4団体統一で次戦はスーパーバンタム級に転向か

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こんにちは、スポカフェ編集部です‼

12月13日、WBA、WBC、IBF王者の井上尚弥選手と、WBO王者ポール・バトラー選手によるボクシング世界バンタム級4団体王座統一戦が行われ、井上選手が11回KOで勝利し、見事王座統一を果たしました‼

試合前日の両者の公開計量では、バトラー選手が一発でクリアしたのに対し、井上選手は1回目で約30グラムオーバーとなり、5分後の再計量でパスするなどこれまでにないハプニングもありましたが、リング上では強さをみせつけることとなりました。

バトラー選手の予想外とも言える戦い方もみられ、いつも以上に時間を擁したかにみえたものの、最後はきっちりとKOでの勝利を奪い、まさに世界のトップとしての実力を示しています。

今回は、井上尚弥選手が4団体王座統一を成し遂げたバトラー選手との戦いを振り返り、さらに井上選手の戦績も振り返ってみたいと思います‼

井上尚弥が2ラウンドKO勝利!次戦はスーパーバンタム級に転向か

試合は初回から井上選手がプレッシャーを掛け早い回でのKOを狙いますが、バトラーは警戒してガードを固く、距離も獲るなどディフェンスに専念する姿勢をみせます。

そんなバトラー選手に対し、ジャブから攻めを組み立てボディ、ストレート、フックなど、積極的に攻め圧力をかけ続ける井上選手。序盤から中盤にかけても井上選手は前に出続けました。

バトラー選手をロープに追い込む場面などもみられますが、ガードを崩さない相手に対し、井上選手はサウスポーへ変化し、さらに自身の腕を下げるノーガード戦法など、驚きのスタイルも披露します。

それでも状況は変わらずラウンドが進みました。しかし、井上選手の強烈な打撃を浴び続けたバトラー選手のダメージは増え続けていくことに。

そして迎えた第11R、井上選手がこれまで以上に圧力をかけ、ワンツーから渾身の左ボディを打ち込むと、耐えたかに見えたバトラー選手でしたが動きが鈍り、井上選手はすかさず連打を浴びせてついにダウンを奪いました。

苦悶のバトラー選手は起き上がることが出来ずそのままゴングが鳴り、井上選手がKOで勝利を掴みました。

これで戦績を24戦全勝(21KO勝ち)に伸ばした井上選手は、1972年のエンリケ・ピンデル(パナマ)以来、また2004年に主要団体が四つとなって以降では初となるバンタム級統一王者となりました。4団体統一世界王者の誕生は、ボクシング界でも井上が通算9人目となっています。

そして、かねてより王座統一を目標に掲げていた井上選手は、その使命を果たした今は階級を上げるつもりだと明言しました。

井上選手は試合後、「この4年間、すごく遠回りしたような気もするけど、しっかりと仕上げて4団体統一という目標に向かって突き進むことができた。4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への転向を考えている」と今後について語っています。

井上尚弥のこれまでの戦歴まとめ

井上尚弥選手のこれまでの戦績は以下の通りです。

2012/10/02 ○4RKO クリソン・オマヤオ(比)
2013/01/05 ○1RKO ガオフラチャーン・チューワッタナ(タイ)
2013/04/16 ○10RTKO 佐野 友樹(松田)

■日本ライトフライ級タイトルマッチ
2013/08/25 ○10R判定 3-0(98-92、98-93、97-94) 田口 良一(ワタナベ)
※日本ライトフライ級王座獲得(のちに返上)

■OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦
2013/12/06 ○5RTKO ヘルソン・マンシオ(比)
※OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座獲得(のちに返上)
■WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
2014/04/06 ○6RTKO アドリアン・エルナンデス(メキシコ)
※WBC世界ライトフライ級王座獲得

■WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
2014/09/05 ○11RTKO サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)
※WBC世界ライトフライ級王座防衛①(返上)

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2014/12/30 ○2RKO オマール・ナルバエス(亜)
※WBO世界スーパーフライ級王座獲得

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2015/12/29 ○2RTKO ワルリト・パレナス(比)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛①

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2016/05/08 ○12R判定 3-0(118-109、116-111、118-109) ダビド・カルモナ(メキシコ)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛②

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2016/09/04 ○10RKO ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛③

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2016/12/30 ○6RTKO 河野 公平(ワタナベ)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛④

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2017/05/21 ○3RKO リカルド・ロドリゲス(米)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛⑤

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2017/09/09 ○6R棄権 アントニオ・ニエベス(米)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛⑥

■WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2017/12/30 ○3RTKO ヨアン・ボワイヨ(仏)
※WBO世界スーパーフライ級王座防衛⑦(のちに返上)

■WBA世界バンタム級タイトルマッチ
2018/05/25 ○1RTKO ジェイミー・マクドネル(英)
※WBA世界バンタム級王座獲得

■WBA世界バンタム級タイトルマッチ
2018/10/07 ○1RKO フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)
※WBA世界バンタム級王座防衛①

■WBA/IBF世界バンタム級王座統一戦/WBSSシーズン2バンタム級準決勝
2019/05/18 ○2RKO エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)
※WBA世界バンタム級王座防衛②
※IBF世界バンタム級王座獲得

■WBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ/WBSSシーズン2バンタム級決勝
2019/11/07 ○12R判定 3-0(116-111、117-109、114-113) ノニト・ドネア(比)
※WBA世界バンタム級スーパー王座獲得・防衛③
※IBF世界バンタム級王座防衛①
※WBSSシーズン2バンタム級優勝

■WBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ
2020/10/31 ○7RKO ジェイソン・マロニー(豪)
※WBA世界バンタム級スーパー王座獲得・防衛④
※IBF世界バンタム級王座防衛②

■WBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ
2021/06/19 ○3RKO マイケル・ダスマリナス(比)
※WBA世界バンタム級スーパー王座防衛⑤
※IBF世界バンタム級王座防衛③

■WBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ
2021/12/14 ○8RTKO アラン・ディパエン(タイ)
※WBA世界バンタム級スーパー王座防衛⑥
※IBF世界バンタム級王座防衛④

■WBAスーパー/IBF/WBC世界バンタム級王座統一戦
2022/06/07 ○2RTKO ノニト・ドネア(比)
※WBA世界バンタム級スーパー王座防衛⑦
※IBF世界バンタム級王座防衛⑤
※WBC世界バンタム級王座獲得

■WBAスーパー/IBF/WBC/WBO世界バンタム級王座統一戦
2022/12/13 対戦予定 ポール・バトラー(英)

まとめ

史上9人目の4団体王座統一という偉業を達成した井上尚弥選手。その強さはまだまだ底が見えないことを今回の試合で証明しました。新たな階級での戦いにも大いに期待しましょう‼

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