こんにちは、スポカフェ編集部です!
今、世界で最も有名な日本人プロボクサー、井上尚弥選手。次の対戦はいつなのか、多くの注目を集めていましたが、先日とうとう次戦の対戦が正式に決定しました。
そこで今回は、井上尚弥選手の試合予定や対戦相手、試合の放送予定などについて詳細情報をお届けします。
井上尚弥の次の試合予定は?
2020年10月31日(日本時間11月1日)、アメリカのMGMグランド・ラスベガスにて行われた対ジェイソン・モロニー戦で井上尚弥選手が7ラウンドKO勝利を収めてから、6ヶ月が経過しました。
この試合に勝利したことで、井上尚弥選手はWBA王座4度目・IBF王座2度目の防衛を果たしたわけですが、日頃からWBA・WBC・WBO・IBFの四団体統一チャンピオンを目指すことを公言していました。
そのため、井上尚弥選手が次の相手に誰を選ぶのか、いつ再び力強い一撃や華麗なKOを見せてくれるのか、注目していたボクシングファンも多いのではないでしょうか。
そんなファンの期待を集めた井上尚弥選手の次戦が、先日とうとう決定しました!
5月5日に発表された内容によると、井上尚弥選手の次の対戦はIBFによる指名試合で、6月に行われるそうです。対戦相手はIBF世界バンタム級1位のマイケル・ダスマリナス選手。試合は再びアメリカのラスベガスで開催される予定だそうで、日程などは以下の通りになっています。
・WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ
井上尚弥(現チャンピオン) VS マイケル・ダスマリナス(IBF世界バンタム級1位)
試合日時:6月19日 午後7:00~(日本時間 6月20日 午前11:00~)
試合開催地:バージン・ホテルズ・ラスベガス(アメリカ、ネバダ州)
井上尚弥選手自身は前回試合後のインタビューで、WBO王者かつ3階級制覇王者でもあるジョンリル・カシメロ選手、またはWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ選手とノニト・ドネア選手いずれかの勝者と戦いたいと語っていました。
そのため、ファンの間でも2020年4月に中止となってしまったジョンリル・カシメロとの三団体統一戦に期待の声が集まっていましたが、また次の機会に持ち越されたようです。
2020年3月より延期されていたIBFの指名試合を消化せずにいると、タイトルがはく奪されてしまう恐れがあるという事情から、マイケル・ダスマリナス選手との指名試合が優先された模様です。
対戦相手のダスマリナス選手とは

井上尚弥選手の試合が決まり、対戦相手であるマイケル・ダスマリナス選手の名前が正式に発表されましたが、この選手の名前を初めて聞いたという人も多いようで、知名度はまだそれほど高くないことがうかがえます。
では、ここでダスマリナス選手のプロフィールを見てみましょう。
名前:マイケル・ダスマリナス
国籍:フィリピン
生年月日:1992年8月20日(28歳)
身長:170cm
利き手:サウスポー
ランク:IBFバンタム級1位
獲得タイトル:
PBF比国スーパーフライ級暫定王座,
WBCスーパーフライ級ユース王座
PBF比国バンタム級王座
IBO世界バンタム級王座
戦績:33戦30勝2敗1引き分け(20KO)
KO率:60.6%
デビュー:2012年1月15日
28歳という若い選手ながらプロ10年目であり、戦績も33戦30勝2敗1引き分け(20KO)と勝率も高い選手ですね。戦績から見れば試合に対する経験値は高いと捉えることができそうです。
ただ、第一線で活躍するクラスの選手を相手に戦った試合は数少ないようです。
強いて挙げるならば2018年にWBC4位にランクしていたカリム・グエルフィ選手との一戦での4ラウンドKO勝利と、マニョ・プランジ選手との12ラウンド判定引き分けの2試合のみなので、なかなか判断が難しいところでもあります。
とは言え、現在WBAバンタム級2位に位置するマニョ・プランジ選手(戦績21勝0敗1引き分け)に唯一白星を与えなかった選手であり、12ラウンド判定まで持ち込むほど互角に渡り合えた実力の持ち主であることは確かでしょう。
井上尚弥 vs ダスマリナス 勝負の行方は
ダスマリナス選手についてボクシング界からは、「サウスポーであるダスマリナス選手の左パンチは威力を秘めており、ボディーやアッパーを巧みに打ち分けながら中間距離からもパンチを放てる」「左利きのカウンターパンチャーで、良いものを持っている」など評価する声もあります。
しかしながら、「決して悪い選手ではないが粗さもあり、大振りになってしまうこともあるうえ、ガードの甘さから井上選手の強打を受ける確率が高いだろう」「レベルが違い過ぎる」という厳しい声も多く聞かれます。
また、ダスマリナス選手は2019年に井上尚弥選手の弟・井上拓真選手のスパーリングパートナーとして来日していたこともあり、井上陣営においては、おそらく対ダスマリナス戦に向けての対策がすでに取られていることでしょう。
そして、実際3月18日には、井上尚弥選手本人がツイッターで「サウスポー対策に取り組むのが楽しくてしょうがない!!まだまだ成長する!!ヨシャ!!ガンバ!!」と投稿しています。
奇しくも、このダスマリナス戦の先に井上尚弥選手が見据えているのは、ノルディーヌ・ウバーリ選手・ノニト・ドネア選手・ギジェルモ・リゴンドー選手などとの対戦であり、彼らはみなサウスポーです。
井上選手にとってやはりこのダスマリナス戦は、四団体統一に向けた通過点に過ぎないのかもしれません。
井上尚弥戦の放送予定
試合の舞台はアメリカのラスベガスということですが、日本ではどのようにして井上尚弥選手の試合を見ることができるのでしょうか?
試合が放送されるのは、テレビでは「WOWOW」と「フジテレビ(地上波)」の2種類です。
ただし、WOWOWはリアルタイムでの生ライブ放送が決定していますが、フジテレビでの放送時間は未定のようです。
ちなみに前回のラスベガス戦の試合は、フジテレビ(地上波)ではその日のゴールデンタイムに録画放送されており、今回も同様の放送時間になるのではないか、との予想がされています。
WOWOWでリアルタイムの生ライブ放送を見る場合は、アメリカと日本の間に時差があるので、放送日時を間違えないようにしましょう。ラスベガスで6月19日午後7時開始の試合は、日本では6月20日午前11時開始となり、日本時間での放送時間は以下の通りです。
WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン井上尚弥 vs 挑戦者マイケル・ダスマリナス
WOWOW生ライブ放送
6月20日 (日) 午前11:00~
もし自宅でWOWOWが見られない場合、地上波での録画放送の時間まで待つとしても、試合結果をしらないまま待つのは難しいですよね。それならば、WOWOW放送を店内で見られる飲食店を利用するのも一つの方法です。
井上尚弥戦は毎回飲食店でも盛り上がる試合です。日本ではちょうど日曜日のランチの時間にあたるので、スポカフェを使ってWOWOWの井上尚弥戦を見られる飲食店を検索してみてはいかがでしょうか。リアルタイムの試合観戦で盛り上がりたい場合は、ぜひ利用してみて下さい。
井上尚弥選手の進化から目が離せない!

ラスベガス進出第2戦。指名試合であるダスマリナス戦は、井上尚弥選手にとってある意味消化試合でもあり、四団体統一という目標に向かう通過点にしか過ぎないかもしれません。
しかし着実にタイトル防衛数や連勝記録は伸び続けており、モンスターは今もなお進化を続けています。
強いものに挑むために突き進む井上尚弥選手の進化を、これからも見続けたいですね。