【野球マニアが解説】韓国の野球観戦が最高という話

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こんにちは、スポカフェ編集部です!
韓国で野球を観てみたい!だけど言葉も分からず土地勘もないために行くのが不安…。そんな方からのたくさんの要望にお答えして、今回は一番簡単に韓国で野球を観る方法を紹介します。

黒岩正道

野球マニアックフリーライター。今では日本プロ野球、メジャーリーグはもちろんのこと、韓国リーグ、台湾リーグにも足を運ぶほどマニアック度は年々増している。

野球を少し斜めから観ることで新たな野球観戦の楽しみ方をより多くの方に野球観戦を楽しんでもらえるよう奮闘中!

日本の永遠のライバル韓国プロ野球とは?

韓国プロ野球はWBC(ワールドベースボールクラシック)などの国際試合の時などで日本でも注目を集め、近年では韓国の有名プレーヤーも数多く日本のプロ野球で活躍するなど、日本と韓国のプロ野球はとても近い関係にあります。

よく日本と韓国はどっちが上かなどネット上で討論になったりするのもよく目にしますが、実際に行って観戦してみると韓国の野球がよくわかります。

韓国プロ野球は10球団で構成されていて「打高投低」で観ていてとても楽しいのです。試合の日程はほぼ日本と一緒で月曜休みの平日は18:30からのナイトゲーム、土曜日は17:00から日祝日は14:00から試合開始です。

今回は首都ソウルにある一番アクセスが良く行きやすいチャムシル野球場への行き方と球場レポートをお送りいたします。

地下鉄もしくはタクシーであっという間に球場へ

まずは球場へのアクセス方法ですが、球場へは地下鉄で行くのが一般的です。ソウルは東京のように地下鉄が行き通っておりチャムシル球場の前まで地下鉄で行くことが可能です。

ここではソウルの観光の中心地である明洞(ミョンドン)からとソウル駅からの行き方をご紹介いたします。

明洞からの行き方は地下鉄4号線に乗り東大門歴史文化公園駅で2号線に乗り換え総合運動場駅(チョンハプウンドンジャン)まで所要時間は約30分ほどです。

乗車:明洞(4号線)
乗り換え:東大門歴史文化公園
降車:総合運動場 Sports Complex(2号線)

ソウル駅からは地下鉄4号線に乗り先ほどと同様の東大門歴史文化公園駅で2号線に乗り換え総合運動場まで所要時間は約40分ほどです。

乗車:ソウル駅(4号線)
乗り換え:東大門歴史文化公園
降車:総合運動場 Sports Complex(2号線)

どちらも気をつけて欲しいのは、駅名は英語表記で「Sports Complex」と表記されているので「総合運動場」=「Sports Complex」と覚えておいて下さい。

あと紛らわしい事に総合運動場駅の先に蚕室(チャムシル)という球場と同じ名前の駅があり、よく間違えてここに行ってしまうかたがいらっしゃいますので、チャムシル野球場に行くには総合運動場で降りると覚えておいて下さい。

地下鉄を降りたら5番もしくは6番の出口から出て下さい。

出口を出るとすぐ目の前に球場が現れ、試合を楽しみにしている方々の熱気で野球場に来た実感が湧きます。チケット売り場も目の前に見えるので安心です。

韓国野球観戦でオススメの座席は?

チケット売り場に日本語の表記はありませんが、指差しで買うことができるので心配しなくても大丈夫です。価格は約400円〜6000円と日本よりも比較的安く、一番高い席でも6000円ほどとお求めやすい価格です。

その中でも私がオススメする席は内野のベンチ裏あたりの席で2000円前後で購入可能です。試合も観やすく応援席も近いので臨場感もありオススメです。

ここで注意して欲しいのは1塁側か3塁側どっちを選ぶべきか?という点です。基本韓国プロ野球もホームチームが1塁側、アウェーチームが3塁側のベンチで試合をするので、選ぶ基準としてはゆっくり落ち着いて試合を観戦したい方は3塁側、ワイワイ盛り上がって観戦したい方は1塁側で選ぶのが良いかと思います。

ちなみにチャムシル球場はトゥサンベアーズとLGツインズの2球団がホーム球場として使用しており、トゥサンベアーズの方が人気があるので観客も多く盛り上がります。

対戦相手により盛り上がりも変わるので、初めての韓国プロ野球観戦の際は、1塁側ベンチ裏であればホームチームの熱気と韓国独自の応援スタイルを体験されるのをオススメいたします。

独特の応援スタイルは盛り上がること間違いなしです!

韓国プロ野球の最大の楽しみといえばやはり「独自の応援スタイル」ではないでしょうか?

日本の応援との違いがいくつかあるのでご紹介いたします。

  1. 応援団&チアガールのスタンドが常設
  2. 応援団長とチアガールが常にスタンドで応援(マイクパフォーマンス)
  3. 大音量のスピーカーにて選手応援歌が流れ、観客が合唱するスタイル
  4. メガホンではなくスティックバルーンで応援
  5. 応援スタンドは外野ではなく内野席

日本のプロ野球との最大の違いは応援スタイルにあり、チームによっての違いもあるので初めて観戦される方はカルチャーショックを受けると思います。

まず応援席は内野の一塁後方の辺りから外野のポール辺りにあり、とてもコミカルで面白く激しい動きをする応援団長と露出の激しいレースクイーンのような格好をしたチアガールが常設のスタンドで応援を盛り上げます。

スタンドのファンはスティックバルーンを叩き大きな声で応援歌を歌います。日本とは違った曲調の応援歌はとても新鮮で観ているだけでも楽しいです。

チームの中心選手の登場やチャンスの場面の応援はとても盛り上がり初めての観戦でも、韓国語がわからなくても一緒に盛り上がれるので、攻撃の際はスタンドへも足を運ぶといいと思います。

球場内も外にも美味しいグルメがいっぱいです!

球場内も外にも美味しい食べ物を売っているお店はいっぱいです。

韓国の球場でしか味わえない韓国料理のテイクアウトなどもたくさんあります。特大サイズのビールはとても人気です。

日本のようにたくさん売り子さんがいるわけではなく、数名のビールの売り子がいるくらいなので、席を離れて買いに行くのは少々面倒です。

しかし飲食物の価格も日本に比べると少々安めなのでお得な気持ちになります。その他チームのユニフォームや野球用具や観戦グッズも充実しているので観戦までに時間がある場合などは、球場内を一周してお気に入りのものを探したりするのもいいと思います。

観戦初心者にやさしいチャムシル野球場

海外で野球を見るのは難しいと思われる方は多いと思いますが、韓国プロ野球を見ることは本当に簡単で誰でも観戦可能です。チケットが当日でも簡単に購入できますし、とにかくチケットがリーズナブルな点も嬉しいです。

アクセスが難しいと思われる方もいると思いますが、上記で説明した通りに行っていただくと簡単に行くことが可能です。野球ファンの方の新たな経験として海外で野球を観戦する際の入門編として、まずはチャムシル野球場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?