こんにちは、スポカフェ編集部です!
日本でも大活躍だった大谷翔平選手が、今季はメジャーリーグでも大活躍ですね!
特に今年の活躍は凄まじく、現地でも大盛り上がりとなっています。
そんな大谷選手のインタビューなどの受け答えで通訳を通していることに対して、アメリカで賛否両論があがっています。
そこで今回の記事では、「大谷選手本人が英語で話すべきなのか」「大谷選手の英語力は」「過去の著名な日本人メジャーリーガーはどうだったのか」といったことを紹介します。
メジャーリーグで大人気の大谷翔平選手!
大谷選手の英語力について見ていく前に、これまでの活躍を振り返ってみましょう。
今年の大谷選手の活躍には特に目を見張るものがあります。
日本にいた時から大谷選手の代名詞であった「二刀流」は健在で、7月27日時点で打っては本塁打35本、投げては先発4勝・防御率3.21・95奪三振など常人離れした活躍を見せています。
さらには、オールスターではメジャーリーグ史上初となるDH枠と投手の枠の2つで選出されており、勝利投手にも輝いています。
もちろん日本だけではなく現地でもその人気は凄まじく、現地でも連日のようにニュースに取り上げられているほどです。
そんな活躍の経緯もあって、大谷選手はメディア対応も多くなってきてきているという環境にあります。
大谷翔平選手は英語を話すべき?
メディアへの対応で通訳を通しているという点をアメリカの有名スポーツコメンテーターのスティーブン・A・スミス氏に指摘され、米国ではそれが大きな議論を呼びました。
スミス氏については「不快にさせる意図はなかった」と謝罪しています。
しかし実際にインタビューなどの公の場で大谷選手本人が英語で受け答えするとしたらどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか?
自ら英語で受け答えするべきという意見とその反対意見、両方の観点を紹介します。
英語を話すべき:自分の言葉でメッセージを伝えることができる
通訳を介す必要がなくなることによって、SNSやファンとの交流などの活動ができるようになります。
生の言葉を綴ることができるというのはやはり大きく、通訳を通しているとどうしても熱量までは伝わりにくいものです。
そういった言語の外側にある「内から湧き出るもの」を表現するためには、本人が直接英語を話すことができるというのが一番でしょう。
こうして自分の言葉でメッセージを送ることができるようになることによって、その影響力をさらに高めてベースボール業界にも強く貢献することができるということに繋がります。
英語を話さなくてもいい:意味を履き違えてしまう
自分で話すメリットがあるとはいえ、ネイティブのように話すことができるようになるには相当な練習が必要になってきます。
発音の拙さだけであればさして問題はないものの、微妙なニュアンスの違いを理解することができるまでにはかなりの時間を費やす必要があるでしょう。
日本に住んでいる日本人でさえも、日本の慣用句やことわざ、同じような意味を持つものの相手に攻撃的な印象を与えてしまう表現など、言葉の使い分け方が難しいと感じる方もいるでしょう。
そういった細かな違いに気付けないことや、そもそも根底から覚え間違ってしまうこともあるかもしれません。
通訳を通すということは、本人の熱量が伝わるという部分や活動の幅を犠牲にはしているものの、英語が未熟な内は無難な選択と言えるわけですね。
大谷翔平選手の英語力は?
前提として、大谷選手自身はまったく英語を話さないというわけではありません。
大谷選手にとって同僚であり、現役最強打者とも言われるマイク・トラウト選手が、大谷選手の英語力について言及しているインタビューがあります。
同選手によると大谷選手の英語力はかなり上がっており、リスニングに関してはまったく問題がない様子だそうです。
付け加えて「みんなが思っているよりずっと英語を分かっているよ」とかなり高い評価をしています。
このインタビューから、チームメイトとのやりとりなどもしっかりできていて、それでも公の場での受け答えには不安が残るため通訳を通しているのだと推測できます。
しかしそれほどに上達しているのであれば、本人が英語で受け答えをする日もそれほど遠くないのかもしれませんね。
過去の日本人メジャーリーガーは通訳を介していた?
では、過去の日本人メジャーリーガーたちはどうしていたのでしょうか?
今回は誰もが知っているであろう、イチロー選手と松井秀喜選手を例に挙げてみます。
イチロー
イチロー選手は高い英語力を持っていたことで有名ですが、それでも一流の通訳を付けていました。
通訳曰く「イチローの英語力は素晴らしいものであるが、誤った情報を掲載してしまわないように万全を期していたのだろう(意訳)」とのことです。
おそらくイチロー選手の方が現時点での大谷選手よりも英語力は高かったことが想像できますが、大谷選手と似た状況と言えるのではないでしょうか。
松井秀喜
イチロー選手同様に松井選手も長年メジャーリーグで過ごしていたこともあり、かなり英語が達者でしたが、それでも通訳を付けていました。
メディア陣と談笑することができるほどの英語力を持ちながらも、公のコメントでは簡単な英語すら話さなかったそうです。
松井選手の場合は専属で付いてくれていた通訳に対する信頼が厚く、その信頼があることが理由であると本人が語っています。
まとめ
本人が英語で受け答えをすることは求められており、実際にメリットはあるものの危険性もあるということを紹介しました。
さらにイチロー選手や松井選手も通訳を介していたという事例もあります。
大谷選手が英語で受け答えすることは不可能ではなさそうですが、現状ではリスクを取れないという判断なのだと思われます。
もしかしたら将来、大谷選手が受け答えをする機会もあるかもしれないので、その時にはさらに注目の選手となりそうですね。