二刀流・大谷翔平選手の海外での評価はどうなの?メジャーでの活躍に対する海外への反応は?

MLBを近場で応援するならスポカフェで検索!

スポーツバーで好きなチームを応援しよう!




こんにちは、スポカフェ編集部です!

2021年米メジャーリーグ開幕から、早くも1ヶ月が経とうとしています。

スポーツ動画配信やスポーツニュースなどで、メジャーで活躍する日本人選手の姿を見ると、同じ日本人として誇らしく思えたり、勇気をもらえたりすることも多いですよね。

今年は、大谷選手がメジャー4年目にしてようやくリアル二刀流で登板する機会を得て、その姿を見た海外のメジャーリーグファンから感嘆の声が上がっているようです。

今回は、メジャーで活躍する二刀流・大谷翔平選手に対する海外の反応や評価をご紹介します。

大谷翔平選手に対する海外の反応

2021年シーズンの開幕から3週間が経過し、シーズン序盤ではありますが二刀流・大谷翔平選手の復活に期待する声が日ごとに高まっているようです。

4月2日にDH出場での初本塁打。そして2日後には「2番・投手」の二刀流で先発出場を果たして本塁打を放つという快挙に多くのメジャーリーグファンの心を鷲掴みにしました。

時速101マイルの速球を投げて打者を抑え、その回の裏に本塁打を放ったその日、エンゼルスの公式ツイッターはこうつぶやきました。

「あなたたちの投手に…これができますか?」

当然のことながら、大谷選手に対するソーシャルメディアの声は感嘆や驚愕にあふれ、ある人は大谷選手を「万能の才能」と評し、またある人は大谷選手を「人間なのか?ありえない」と驚きをあらわにしていたようです。

大谷選手はその後もDH出場や投手として登板して着実に実績を積み上げ、つい先日も日米通算100本塁打を達成しています。日本でも大々的にニュースで取り上げられ、目にした人も多いのではないでしょうか。

この時は、本塁打を放ってからホームベースに戻ってくるまでの間がわずか17.3秒だったことから、今季メジャー最速の珍記録となり、思わぬところで大谷選手の足の速さが証明されることにもなりました。

ネットでも笑いを誘う記録に微笑ましく対応するファンも増えており、人気も上昇してきていることがうかがえます。また、一連の大谷選手の活躍に対し、マリナーズファンという人物が書き込んだ内容が、大谷選手の人気を的確に表しているようでもありました。

「As a Mariners fan I want to hate Ohtani and Trout so much. I just can’t. These dudes are amazing and make baseball so fun. DAMN YOU ANGELS!」
(マリナーズファンとしては大谷とトラウトを憎みたくてしょうがない。でも、無理!だってあいつらは最高で、野球をすごく楽しいものにしやがるんだ。畜生~エンゼルスめ!)

100年に1人の逸材とも言われる大谷選手の活躍に、ますます目が離せなくなりそうですね。

大谷翔平選手の海外・メジャーでの評価

では、プロの目からは大谷選手はどのように見え、評価されているのでしょうか?

MLB公式ホームページに組まれた大谷選手に関する特集や、アメリカのスポーツ専門テレビ局であるCBSスポーツの記者たちによる討論など、とても興味深いものが展開されています。

MLB公式ホームページ

大谷選手は、4月4日に行われた対ホワイトソックス戦で初めて「2番・投手」でのスタメン出場を果たしましたが、20世紀以降の大リーグで「2番・投手」として出場した選手は、大谷選手を入れてたった3人だけなのだそうです。

しかも前回は1903年に行われた試合ということですから、実に118年ぶりということになります。

また、この日の大谷選手の投球は時速101マイル、本塁打は初速115.2マイルで飛距離451フィートでしたが、2015年のスタットキャスト導入以降、1試合中に100マイル以上の速さの球を投げ、初速110マイル以上のヒットを打った選手は1人もおらず、大谷選手が初めてなのだとか。

このように、MLB公式ホームページでは、大谷選手が出た試合で記録したいくつもの驚くべき事実を具体的に挙げながら、大谷選手がいかに稀有な存在であるのか、また大谷選手が生み出す記録がいかに驚異的なものなのかといった内容を紹介されています。

米スポーツ専門局CBSスポーツ記者による評価

二刀流に対する考え方は、球界でも意見が分かれています。今シーズンでは161キロを超える速球を投げ、137km級のホームランを放ち、また俊足の持ち主でもある大谷選手の役割に対し、スポーツ専門局であるCBSスポーツの記者たちがそれぞれ以下のような持論を語っています。

【R.J.アンダーソン記者:打者として推す】
R.J.アンダーソン記者の考えでは、大谷選手は打者としての役割を果たす方が良いとのこと。また、大谷選手を本格的に野手として起用するならば、外野手で起用するべきとも。

外野手ならば、大谷選手の持つスピードやゲーム感覚が守備においても優れていることに気が付き、外野手としても優れた選手になれる可能性を持っている、と考えています。

【マット・シドニー記者:右翼手として推す】
マット・シドニー記者は、現状まだ十分な打席数ではないとしながらも、大谷選手の打撃のパワーや打率など実績の高さを評価しています。そして、次に着目しているのが脚力と肩の強さです。

大谷選手の驚異的な脚力と強肩をもってすれば素晴らしい右翼手になれる、そして大谷選手にとっても右翼手になることは投手をやる以上の価値があるはずだと、考えています。

【ダヤン・ペリー記者:中堅手または右翼手として推す】
ダヤン・ペリー記者もやはり、大谷選手の能力の高さを外野手として生かすことを推しています。しかも、大谷選手が中堅手または右翼手のポジションに専念すればオールスター級の選手になるだろうと、野手になった場合のさらなる飛躍についても言及しています。

【アクシーサ記者:右翼手として推す】
アクシーサ記者は、大谷選手の投手としての能力とエンゼルスのエースとなり得る可能性を認めつつも、故障の可能性についても心配しているようです。大谷選手ほどの腕ならば右翼手としての活躍も可能であるため、DHである必要性はないと言い切っています。

ただ、二刀流自体を否定することはなく、大西選手のような才能あふれた選手が活躍できないようであれば、この先二刀流選手が現れることもないだろうと、二刀流の成功にも期待を寄せています。

エンゼルス地元紙の反応は?

3月15日、レッズとのオープン戦でエンゼルスのチーム自体は敗れたものの、大谷選手が2打席連続本塁打で順調な仕上がりを見せていることを、米メディアは手放しで絶賛しています。

オレンジカウンティ・レジスターという地元紙のエンゼルス番、ジェフ・フレッチャー記者は、「大谷選手に注意を払っていない人、または大谷選手は過大評価されていると思っている人は、考えを改めるべきかもしれない」という内容をツイートしました。

また、奇しくもこの試合では、レッズのマイケル・ローレンゼン選手との二刀流対決でもあったため、同じく地元紙のロサンゼルス・タイムズでも「エンゼルスはレッズに敗れたが、逆に大谷選手が2本塁打でパワーを見せつけた」という旨の報道がなされていました。

2020年にはルール上で正式に「二刀流選手」が定義され、MLB初の適用選手となった大谷選手には、さらなる注目と期待が集まっていることがうかがえますね。

まとめ

調子を上げて2021年シーズン開幕を迎えられた二刀流・大谷翔平選手に対する海外での評価は高いと言えるでしょう。

そして、100年に1人の逸材と言われるほど類を見ない才能の持ち主であることを海外でも認められており、大谷選手にできないなら二刀流がこの先現れることはないだろうと言われるくらい、二刀流での活躍を期待されています。

夢を叶えるために頑張っている大谷選手のさらなる活躍を期待しながら、応援を続けていきたいですね。

スポカフェでは、MLB観戦ができる飲食店の検索をすることができます。エンゼルスは西海岸のチームなので、日本人にとっては比較的観戦しやすい時間帯に試合が行われています。お昼に営業している店舗も多くあるので、ぜひ検索してお気に入りのお店を探してみてください!