北京冬季オリンピック2022に不参加表明?外交的ボイコットや中止の可能性について

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

今年、日本にて無事に開催されたオリンピックですが、来年2月には北京にて開催されます。

しかし各国で外交的ボイコットが表明されており、普段通りのオリンピックのようにはいかない雰囲気が出ています。

外交的ボイコットとは、選手団をオリンピックに送り出すものの政治関係者は送らないというものです。

この問題に対する各国の対応や、そもそもの原因とはどういったものなのでしょうか?

今回の記事では、北京オリンピックにおける外交的ボイコットについて、どの国が表明しているのか、また日本はどう対応するのか、中国側はどうするのか、オリンピック中止の可能性はあるのかなどについて紹介します。

ボイコットを表明している国は?日本はどうする?

そもそもの発端は、中国で人権侵害問題があることを取り上げ、そのようなことが行われている国には賛同できないといった流れです。

ウイグル自治区で行われているとされる大量虐殺や人権侵害は、「世界平和」を掲げているオリンピックにふさわしくないと言えます。

元々この問題に対して批判的な意見を持っていたアメリカの議員が、外交的ボイコットを検討すべきと発言したことで今回のように連鎖的に問題になったという流れがあります。

現在、外交的ボイコットを表明している国は以下の4つです。

【ボイコットを表明している国】アメリカ

真っ先にボイコットを表明した国です。

中国の人権問題に関しては強く「NO」を突きつけたいという姿勢です。

【ボイコットを表明している国】イギリス

「スポーツ関連のボイコットは基本的には支持しない」としつつも、やはり人権問題を挙げて外交的ボイコットすることを表明しています。

首相よりも与党元党首の進言による影響が強いようです。この点でアメリカに類似していると言えます。

【ボイコットを表明している国】カナダ

カナダでは人権問題に対して長年その立場を明確にしていました。

今回も問題が露見した以上、その立場を変えるつもりはないということだと思われます。

【ボイコットを表明している国】ニュージーランド

ニュージーランドはあくまでもコロナウイルス問題で送らないことを決定したという体で、政治関係者は送らないと表明しています。

併せて人権問題についても懸念はしていると言っているものの、前面に押し出しているわけではないようです。あまりことを荒立てたくないのかもしれませんね。

日本はボイコットするのか?

日本の対応については12月7日に岸田総理が発言。

とはいえ明言はしておらず、どういった対応をしていくかはこれから考えて決めていきたいといった内容の発言となっています。

安倍元総理はこれに対し「日本も意思を示す時である(意訳)」と、ボイコットすべきであるとも取れる発言をしています。

いずれにせよ、まだ明確な対応が決まっているわけではないため、今後の動きに注目していきたいところです。

中国によるボイコットへの対抗策

もちろん中国側としてはこの問題に対して反発をしています。

中国の言い分としては「スポーツを政治化するのは愚かで、今すぐやめなければ恥をかくだろう(意訳)」と発言。強い口調で批判している印象を受けます。

他にも、「そもそも招待する予定がなかったにも関わらず自意識過剰だ」とも言っています。

“徹底抗議して対策も講じる”と示唆しつつ、現状では上記のように強く批判するに留まっているようです。

人権問題が起きてしまっている以上、根本からの解決をしてくれるよう期待したいところですね。

北京冬季オリンピック2022の中止の可能性について

ここ最近では類を見ないほどの大問題となっている北京オリンピックですが、中止の可能性はあるのでしょうか?

これについてはIOC最古参のディック・パウンド氏が今後の可能性として少し触れています。

早急に良識ある対応をする必要があるとし、そうしなければ収拾が付かなくなってしまうかもしれないと発言。

併せて「中止になるとまでは思わないが、分からない」とも発言しており、中止になる可能性も有り得るところまで来ているとも言える状況でしょう。

まとめ

今回は北京オリンピックを取り巻く外交的ボイコットについて紹介しました。

現在外交的ボイコットを表明しているのは4カ国で、以下の国がそれに該当します。

・アメリカ
・イギリス
・カナダ
・ニューヨーク

もう開会式まで間もないものの、現状は各国との関係が良くなる気配は見えず、先が見えない状況。

日本の対応はまだ決まっておらず、どのように対応するのか気になりますね。

中国の対応としては他国を批判しているのみであり、現在では抜本的な解決は見込めていません。

人権問題を根本から解決し、平和的にオリンピックを行うことがオリンピックにふさわしいと言えるでしょう。

このまま外交的ボイコットが行われてしまうのか、もっと悪化して中止にまで発展してしまうのか、それとも中国が名誉挽回して円満な形でオリンピックを行うことができるのか、注目していきたいですね。