こんにちは、スポカフェ編集部です！
北京冬季オリンピックが来年2月に開幕を迎えます。
4年に1度の冬季スポーツの祭典、本来であれば胸の高鳴りを抑えられない程に楽しみなイベントのはずなのですが、現在は世界に大きな影を落としている新型コロナウイルスの影響により、さまざまな制限の中で行われようとしています。
また、ここにきて中国の人権問題が大きくクローズアップされるなど、中国の対応が国際社会において大きな波紋を呼んでいます。
中国を取り巻いているいくつかの大きな問題が、目前となった冬季オリンピックにどのような影響を及ぼすのか、またオリンピックの中止・延期はあるのかについて、詳しくみていきたいと思います。
新型コロナウイルスによるオリンピック延期・中止の可能性は？
今年の夏に開催された東京夏季オリンピックでしたが、本来は昨年に行われる予定でした。
2020年初頭から世界的に蔓延し始めた新型コロナウイルスにより、日本政府は3月の時点で延期という決断になり、今年開催した夏の東京オリンピックは、一部競技を除いて基本的に無観客で行われるなど、これまで通りの通常開催とはなりませんでした。
現在も世界各国で新型コロナウイルスは人々の生活に大きな影響を及ぼしていますが、現段階では北京冬季オリンピックの延期・中止は発表されておらず、開催に向けて着々と準備が進められています。
観客については国内在住者のみ観戦可能となり、海外客の受け入れは行わないということも発表されています。
しかし、中国国内メディアにおいては「新型コロナウイルスがより深刻になれば、観客に席を開放しない可能性もある」と報じられるなど、無観客開催もあり得ると伝えられています。
開幕まで3ヶ月を切った現時点でもさまざまな状況が想定されていますが、無事に2月4日の開会式を迎えて欲しいというのがスポーツファンの正直なところではないでしょうか。
北京冬季オリンピックに対する日本の反応
新型コロナウイルスの新たな変異株が発見されて以降、日本国内では海外からの入国を停止しています。それにより、多くのスポーツの国際イベントが中止となるなど、スポーツ界に新たな動きも出て来ています。
また、12月6日に米国が発表した「外交ボイコット」（中国の人権問題を理由に北京五輪・パラリンピックに公式使節団を派遣しない）にイギリス、オーストラリア、カナダが同調しており、11日には日本も閣僚や政府高官を派遣しない方針であることが伝えられました。
これは日本も米国に追随する形となり、人権重視の姿勢を明確にしたことは明らかです。
他にもニュージーランドが新型コロナウイルス流行を主な理由として、閣僚を派遣しないことを表明。
選手団の派遣は行われるため競技は通常通りに開催されますが、すでに数ヶ国が発表している「外交ボイコット」は今後も拡大が予想されます。大会開催に際してはネガティブな出来事と言わざるを得ません。
残念ながら、新型コロナウイルスの影響も含め「平和の祭典」という五輪従来の姿とは異なる形でのイベントとなりそうです。
北京冬季オリンピック2022の開催概要
北京冬季オリンピックは、2022年2月4日～2月20日までの17日間で開催されます。
15競技109種目が行われ、今大会から新たに7種目（ノルディックスキージャンプ混合、ボブスレー1人乗り、フリースタイルスキービッグエア男子・女子、フリースタイルスキーエアリアル混合団体、スノーボードクロス混合団体、スピードスケートショートトラック混合リレー）が追加となっています。
開会式と閉会式が行われる北京国家体育場は通称「鳥の巣」と呼ばれ、2008年の北京夏季オリンピックでもメイン会場として使用されました。
また、北京は史上初めて、夏季と冬季の両大会の五輪を開催する都市となります。
まとめ
新型コロナウイルスの問題や拡大を続ける外交ボイコットなど、来年の北京冬季オリンピックはスポーツファンにとって暗い話題に覆われている現状です。
可能性は少ないものと思われますが、大会自体の開催自体が危ぶまれる可能性は今後も十分に考えられます。大会まで残り3ヶ月を切りましたが、無事に開幕を迎えることを願うばかりです。
もちろん、北京冬季オリンピック・パラリンピックが無事に開催された際には、純粋にスポーツの息を呑むシーンに熱狂し熱い声援を送りましょう！
今回の北京冬季五輪、われわれ日本人をはじめとした海外客の受け入れはされません。現地観戦は出来ませんが、別の形でオリンピックの感動を味わうことが可能です。
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