東京オリンピックへの不参加を表明した選手・チームまとめ

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

東京オリンピック開催を間近に控え、オリンピックに関するニュースを聞かない日はありませんね。

北朝鮮のオリンピック不参加がIOCに容認され、出場権がほかの国の選手に分配されたニュースは記憶に新しいところですね。

開催が1年延期されたとはいえ、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響はいまだ大きく、アスリートの間でもオリンピック開催・出場に対する議論は続いているようです。

そこで今回は、すでに東京オリンピックへの不参加を表明した国やチーム、選手についてご紹介します

東京オリンピックへの参加を辞退する選手が続出?

東京オリンピック開催まで1か月となり、日本国内でもワクチン接種が進められていますが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。

東京オリンピックの開催に伴い、海外からの渡航者が増えることに対して日本側から不安の声が上がっています。

しかしながら、来日する外国の選手たちからしてみても、ワクチン接種率が高いとは言えず、いまだにまん延防止等重点措置が取られている日本に行くことに対する不安の声があるのも当然のことかもしれません。

実際、アスリートの中にはすでに新型コロナウイルスの感染拡大を理由に不参加を発表した選手もいます。

夢の舞台であるオリンピックを辞退するのは、まさに断腸の思いでしょうが、プロスポーツ選手の場合、ほかの活躍できる場を選んだり、次のオリンピックを視野に入れたりしているようです。

この先も、さらに状況を見極めたうえで東京オリンピックへの参加を辞退する選手が出てくる可能性は少なくないと言えるでしょう。

東京オリンピックへの不参加を表明した選手

トップアスリートの中でも、以下のような選手たちが東京オリンピックの出場辞退を表明しています。

ラファエル・ナダル(男子テニス・スペイン)

男子テニスシングルスで現在世界ランキング3位に位置するラファエル・ナダル選手(スペイン代表)が、6月17日に自身のツイッターで簡単な決断ではなかったと前置きしながらも、東京オリンピックに出場しないことを発表しました。

2008年の北京オリンピックでは男子シングルスで金メダルも獲得しており、人気の選手でもあることから、試合が見られないことに落胆するファンも多いでしょう。

ドミニク・ティエム(男子テニス・オーストリア)

6月18日には、男子テニスシングルス世界ランキング5位のドミニク・ティエム(オーストリア代表)が自身のSNSにて、東京オリンピックを欠場すると発表しました。

チームと協議し、2021年スタートが思い通りのものではなく、ベストな状態で東京オリンピックに臨む準備ができていないため、欠場する判断を下したとのことです。

デニス・シャポバロフ(男子テニス・カナダ)

男子テニス世界ランキング12位のデニス・シャポバロフも、東京オリンピックへの出場を取りやめたテニス選手の一人です。6月21日に自身のツイッターで、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、自分やチームを始め、みんなの安全のために最善の方法を決断したと発表しています。

クリスチャン・ガリン(男子テニス・チリ)

男子テニスシングルスのチリ代表であるクリスチャン・ガリン(世界ランキング20位)も、6月21日のインスタグラムで初のオリンピック参加となるはずであった東京オリンピックの出場を辞退すると発表しました。

現在のオリンピックを取り巻く状況や自身の健康状態ではオリンピックの醍醐味を味わえないとし、2024年のパリオリンピックに意欲を見せています。

ダスティン・ジョンソン(男子ゴルフ・アメリカ)

3月13日、男子ゴルフ世界1位にランクするダスティン・ジョンソンは、夏場のスケジュールが過密であるためPGAツアーでのプレーを優先したいとの意向で東京オリンピックの出場を辞退したと発表しました。

あくまでも過密スケジュールを理由に挙げてはいますが、2016年リオオリンピックの際にもジカウイルス感染症を不安視して出場辞退した経緯があるため、今回も同様の判断を下したとも推測されています。

アダム・スコット(男子ゴルフ・オーストラリア)

男子ゴルフのオーストラリア代表であるアダム・スコット選手も、過密スケジュールと世界の現状を鑑みて、2016年のリオオリンピックと同じく東京オリンピックへの不参加を決断したことを発表しました。

エリック・ラメーズ(障害馬術・カナダ)

北京オリンピックでカナダ代表として障害馬術競技で金メダルを獲得しているエリック・ラメーズ選手は、感染リスクの懸念からカナダ国内の代表選考を辞退しました。

数年前脳腫瘍の手術を受けており、現在も治療中の状況ということから感染リスクの高さを考慮した結果の判断だそうです。また、「オリンピックはアスリートの祭典ではあるけれどもオリンピックを祝える状況にない」と開催自体にも否定的な立場を表明しています。

ジュリアン・アラフィリップ(男子自転車ロード・フランス)

昨年の自転車ロード世界王者であるジュリアン・アラフィリップ選手は、5月14日のインスタグラムに個人的な理由ではあるが熟慮の末フランス代表選考を辞退したと発表しました。

セリーナ・ウィリアムズ(女子テニス・アメリカ)

2000年シドニーオリンピック・2008年北京オリンピック・2012年ロンドンオリンピックで合計4個の金メダルを獲得し、さらなるメダル獲得が期待されているセリーナ・ウィリアムズ選手。

彼女も東京オリンピックについては不参加の可能性があることを5月の段階で示しています。3才になる娘と24時間以上離れたことがなく、同行できない場合はそれが不参加の理由になるのだそうです。

今回の東京オリンピックでは選手の家族も含めた海外客の入国が認められていないため、幼い子供を抱えたアスリートの心理的な負担を懸念する声もあるようです。残る1か月選手たちは大きな決断を迫られています。

東京オリンピックへの不参加を表明した国・チーム

上記では個人で東京オリンピックへの不参加を表明した選手を紹介しましたが、東京オリンピックへの不参加を国として、またはチームとして表明したところもいくつかあります。

北朝鮮(全競技)

北朝鮮は4月6日に新型コロナウイルスによる危機から選手たちを保護する、という理由から東京オリンピックへの不参加を表明しました。2021年6月現在、国として東京オリンピック不参加を表明しているのは北朝鮮だけという状況です。

飛び込み(1か国)

飛び込み競技のオーストラリア連盟は、東京都で緊急事態宣言が再発令されることにより「安全ではない」と判断し、5月初め東京で開催されたオリンピック最終予選会への選手団派遣を断念しました。

野球チーム(3か国)

6月22日からメキシコで野球のオリンピック最終選考大会が開催されましたが、この大会に出場する予定であった中国・台湾・オーストラリアの3か国の野球チームは、5月初めから6月初めの1か月の間に相次いで最終予選の出場辞退を表明しました。

中国は理由を明らかにしていませんが、台湾とオーストラリア代表に関しては、新型コロナウイルスの影響や感染対策についての懸念からであることを理由に挙げています。

陸上リレー(5か国)

陸上リレーの場合、アメリカ・カナダ・ジャマイカ・オーストラリア・トリニダードトバゴ共和国という5つもの国が、東京オリンピックの出場がかかった世界リレー大会への選手の派遣を断念しています。

チームや国が不参加を決定した場合、選手個人の意思とは違うこともあるでしょう。チームや国が決めたオリンピックの最終予選出場辞退により、選手たちのオリンピック出場の夢は絶たれてしまうのは、とても残念なことですね。

まとめ

普段ならメダル争いの中心にいるようなチームや、人気の高いプロスポーツ選手など思いのほか多くの出場辞退者がいることがわかりました。

できれば、より多くの選手が活躍する姿を見たいのですが、今後も出場を辞退する選手が増えるのは致し方ないのかもしれません。

とはいえ、意外と多くのチームが出場を辞退しているという現状があるので、ある意味今年のオリンピックはなかなかメダル予想がつきにくい大会になりそうですね。

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