こんにちは、スポカフェ編集部です!
今回ご紹介するのは、東京2020オリンピックで新たに採用された競技の1つである「スケートボード」です。
発祥地のアメリカが圧倒的な強さを見せている競技ではありますが、日本人選手もワールドカップで入賞を果たすなどメダルが期待されている競技です。
【東京2020オリンピック競技スケートボード紹介】スケートボードってどんな競技?ルールは?スケートボードにはどんな種目があるの?
東京2020オリンピックのスケートボードはこんな競技です。
スケートボードとは?
文字通りスケートボードを使用した競技です。アメリカ西海岸で木の板に鉄の車輪をつけて滑るようになったのが始まりとされており、その後車輪がゴム製に変わり現在のスケートボードの原型が生まれました。
トリックというジャンプや空中での動作、回転などの技の難易度、高さ、スピードなどによって採点が行われます。
オリンピックでは今回初めて採用される競技で、初代メダリストの誕生に注目が集まります。
スケートボードはどんなルール?
出場資格は?
出場選手枠は各種目20名で1カ国最大は3名となります。出場資格が与えられるのは5月の世界選手権で上位3位に入ること、もしくは世界ランキングの上位20名です。
※日本には各種目1枠ずつ開催国枠があります。
※1つの国で世界ランキング20位以内に4名以上いた場合は繰り上がりになります。
ルールは?
持ち時間45秒の間、プレーヤーは自由に滑ることができます。持ち時間内に披露されたトリックの難易度、成功率、組み合わせ、見せ方、スピード、オリジナリティなどを加味した採点が行われます。
スケートボードにはどんな種目があるの?
スケートボードには「ストリート」と「パーク」の2種目があります。
街中を滑るようなコースが特徴の「ストリート」
階段、手すり、縁石、ベンチ、壁、坂道などの街にあるようなものを模した障害物が配置されている直線のコースが舞台です。特徴的なトリックとしては、スケートボードが足に吸い付いているかのように操る足技はもちろん、デッキ(板)を障害物に当てて滑る「スライド」や、デッキとウィール(車輪)を繋ぐ金属部分を障害物に当てて滑る「グラインド」などがあります。障害を利用した高度なトリックで観客を魅了するのが「ストリート」の見どころです。
スライド
グラインド
皿状の会場の中を駆使して披露される空中技が特徴の「パーク」
直線のコースが舞台の「ストリート」に対して、パークはお椀状の舞台となっています。その曲線的な傾斜を勢いよく駆け上がることで、迫力のある空中技が披露されます。空中技ではデッキを手で掴むグラブという技が有名ですが、そのグラブにも掴む場所や掴む手、姿勢によって難易度が異なります。他にもジャンプしながらの回転技など空中で様々なトリックを組み合わせて観客を魅了するのが「パーク」の見どころです。
【2021年開催の東京2020オリンピック】スケートボードはいつ開催されるの?どこで開催されるの?
スケートボード競技の2021年版日程!
日程 |
競技 |
2021年7月25日(日) | 男子ストリート:予選、決勝、表彰式 |
2021年7月26日(月) | 女子ストリート:予選、決勝、表彰式 |
2021年8月4日(水) | 女子パーク:予選、決勝、表彰式 |
2021年8月5日(木) | 男子パーク:予選、決勝、表彰式 |
スケードボード競技は、上記の日程で開催されます。
時間帯はいずれも9時から14時近くまでと早い時間帯ですね。ほとんど平日の開催ということですしこれは観戦できる人も限られそうですが、お昼休憩を上手く使えば観戦できそうです!
東京2020オリンピックのスケートボードってどこでやるの?
オリンピックのスケートボードは有明アーバンスポーツパークで開催されます。スケートボードの他に自転車競技も開催されるアーバンスポーツ会場の1つです。
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最寄駅は東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場駅」と東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「有明テニスの森」駅が設定されています。通常であれば前者が徒歩8分、後者が1分と設定されていますが、オリンピック期間中は混雑が予想されますので、余裕を持ったスケジュールを組むようにしてください。
※アクセシブルルートについて
「アクセシブルルート」とは、障がいを持っている方など、通行に配慮が必要な方向けのルートです。スケートボードでは「有明テニスの森駅」が設定されています。
アクセス情報は変更になる可能性がありますから、現地観戦予定の人は、日程が近くなってから各会場への行き方を考えた方が良いでしょう。
会場までのアクセス方法は公共交通機関の利用が推奨されています。東京2020オリンピック期間中は会場付近の駐車場は使えない可能性が高いので、極力公共交通機関を利用しましょう。どうしても車で向かいたい場合は、現在東京2020組織委員会が駐車場対策を協議しています。「事前予約システム」やラグビーワールドカップなどでも利用された「パークアンドライド」が検討されているようです。おそらく取り合いになると思いますので、正式発表後速やかに予約などを行うようにしてください。
※パークアンドライドとは…
決められている少し離れた駐車場に車を停め、そこからシャトルバスなどで競技場へ移動する手段です。
【東京2020オリンピックのスケートボードの見どころはどこ?】世界最高峰プロツアー「ストリートリーグ」で日本人初優勝を果たした堀米雄斗選手の活躍に期待!平野歩夢選手は日本人史上初の夏冬両オリンピックでのメダル獲得なるか!?
世界最高峰プロツアー「ストリートリーグ」で日本人史上初優勝の堀米雄斗選手は金メダル候補!
ストリート男子で要注目なのが「堀米雄斗」選手です。
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まだ弱冠21歳ながらも既に世界最高峰プロツアーである「ストリートリーグ」で優勝経験がある選手で、東京2020オリンピックでも金メダル獲得が望まれています。現在は世界ランキング2位で、1位は絶対王者とされているアメリカのナイジャ・ヒューストン選手です。1月の大会では惜しくもそのヒューストン選手に敗れ準優勝に終わりましたが、東京2020オリンピックではリベンジが期待されます。
達成すれば日本人史上初!冬季オリンピックのスノーボードで2度の銀メダルを獲得している平野歩夢選手が夏季オリンピックでもメダル獲得に挑む!
野球で投打の二刀流として注目されているのが大谷翔平選手ですが、スケートボードのパーク男子で夏と冬のオリンピック二刀流に挑むのが「平野歩夢」選手です。平野選手は言わずと知れた冬季オリンピックのスノーボードで2度の銀メダルを獲得しているメダリストですが、今回東京2020オリンピックに向けて「スケートボード」に挑んでいます。スノーボードでも平野選手の大きな特徴であったエア(跳んでいる状態)の高さ、美しさでしょう。
現在世界ランキングは23位と上記の堀米選手ほどの圧倒的な成績を世界で残しているわけではありませんが、既に日本人選手の中ではトップレベルの成績を残しており、よほどのことがなければオリンピックには出場することができるでしょう。まだ競技を本格的に初めて短いことを考えると伸び代もこれからです。日本人史上初の夏冬オリンピックのメダル獲得に期待です。
世界ランキングトップ10になんと4名!「出ることが難しい」女子パーク!
その競技全体の強さから「オリンピックでメダルを獲得するより出ることが難しい」と言われている柔道と同じくらい出場が難しいのではないかと思われるのが「女子パーク」です。世界ランキング1位の岡本碧優選手、2位の四十住さくら選手を筆頭にトップ10になんと日本人選手が4名!しかも全員10代なんです!
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若い力が躍動する「女子パーク」、メダル獲得が期待できる競技を効率良く観たいという方には外せない種目ではないでしょうか。
【最後に】
以上、今回は近年注目度を増しているスケートボードを紹介しました!
もしこの記事をきっかけにスケートボードへ興味を持ったという方がいたら…平日お昼がほとんどですが、仕事の休憩時間を上手く使ってテレビ観戦しましょう♪
スポカフェなら、テレビやモニターを完備している飲食店のみを掲載していますから、会社や自宅の近くでスケートボードを応援できるお店を簡単に検索できますよ!飲食店ですからもちろん美味しい食事を食べながらの応援ができるので、ながら観戦にはもってこい!お家でひとり観戦するよりも、他のお客さん達と一緒に一体感を得ながらの応援ができるのも魅力ですね♪
2020年東京オリンピックは、身近にスポーツ観戦ができるまたとない機会です。夏のオリンピックは4年に一度開催されますが、東京での開催は今後いつになるかわからないビッグイベント!
ぜひこの機会に普段観ていなかったスポーツにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
今年の夏はオリンピックでスポーツを目一杯楽しみましょう!