eスポーツがオリンピックの種目に採用される?賛成・反対の意見から考えるその可能性とは

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こんにちは、スポカフェ編集部です!

近年では、海外を中心に「eスポーツ」が爆発的な盛り上がりを見せています。日本でも人気が広まっており、毎年多くの大会が開催されていますね!

その人気は、オリンピックの競技として採用することも検討されているほどであり、今後もますますその勢いが増していくことでしょう。

今回は、「eスポーツはオリンピック競技になるのか」という点に注目して、今後の可能性を探っていきます。

eスポーツとは

そもそもeスポーツとは、エレクトロニックスポーツの略で、PCゲームやテレビゲームでの勝敗を複数人で競い合うスポーツのことです。

日本で一般的にイメージされるスポーツとは大きく違い、身体を鍛えたり動かしたりするものではないため、eスポーツに詳しくない方にはいまいちイメージがつきづらいかもしれません。

しかし、その言葉の由来を調べてみると腑に落ちると思います。

日本でスポーツと言えば、体育的な競技を連想するかと思いますが、「スポーツ」の元々の語源を辿ると「気分転換」や「ゲーム」といったような使われ方がされていた言葉です。

それが、日本に「スポーツ」という言葉が入ってきたタイミングで、教育の一環として少し拡大解釈され、今日の体育的な意味を持った言葉となりました。

上記を踏まえた上で見てみると、対戦ゲームはスポーツと言っても差し支えないのではないでしょうか。

eスポーツがオリンピックの正式種目に採用される?

現状eスポーツはオリンピック種目になる予定は立っておらず、その可能性について議論されているという状況です。

しかし年々波紋が大きく広がっている競技でもあるので、年々注目度が高まっています。

現状では採用するともされないとも公表されていませんが、著作権問題をクリアしたパブリックなゲームを開発するよう促す、という動きはあるようです。

eスポーツの採用に賛成する意見

まずは、eスポーツがオリンピック競技になることに対する賛成意見を見ていきましょう。

・他国では競技として広く認知されている

日本ではまだあまりプロゲーマーとして生活していくのは経済的にも厳しさを感じる環境ですが、海外では大会も頻繁に行われており、コロナ禍になる前にはオフラインのイベントなどでも多くの人を集めて大会が行われていました。

・集中力や反射神経、頭脳も使うれっきとしたスポーツである

ゲームは気軽にプレイするだけなら息抜きのような側面が強い印象がありますが、高いスキルを持ったプレイヤー同士のぶつかり合いとなると緊張感のある試合になります。

高度な駆け引きや戦略の研究、日々の鍛錬から戦術的な強さも維持する必要があります。

さらにオフラインの大会となると、観客の歓声が大きいので騒音の中でも高い集中力を維持するテクニックなども必要となり、一般的なスポーツと変わりない努力や感動を生みます。

eスポーツの採用に反対する意見

eスポーツをオリンピック競技としていく上での問題点を紹介します。

・スポーツは身体を動かすもの

まずは明確な問題点ではなく、感情論の意見です。

先ほど紹介したように、eスポーツはれっきとしたスポーツであるという意見にもうなずけるものの、身体を動かすわけではないeスポーツに対する大衆の理解を得るには、まだ少し時間がかかるのかもしれません。

・著作権や運営管理の問題

一般的な身体を動かすスポーツは、ルールなどを管理している団体は存在するものの著作権というものはありません。

しかしeスポーツの場合は、企業が開発しているゲームソフトなので著作権があり、この問題をどう解決するかは大きな課題と言えるでしょう。

パブリックなゲームを開発させる動きもあるようですが、そういった上からの圧力とも言える環境から生まれるゲームが面白いものになるのかは疑問です。

・数年でトレンドが変わる

ゲームというものは普遍的なものではありません。同じシリーズのゲームが数十年愛されるということはこれまでにもありましたが、同じタイトルのゲームとなると話は変わります。

4年周期で行われるオリンピックに採用が決まったものの、開催されるまでの間にプレイ人口的にも話題性的にも廃れてしまうということは可能性として十分にありえます。

今後この問題に耐えうる普遍的に楽しむことができるゲームの登場が期待されるところです。

・暴力的な表現がある

格闘ゲームは殴り合う様が描かれており、FPS(一人称視点のシューティングゲーム)では銃で人を撃ちます。

オリンピックの基本理念である「平和」に則っていないものとなってしまうことが、オリンピック採用への大きな障壁になるでしょう。

まとめ

今回はeスポーツがオリンピック競技に採用される可能性について紹介しました。

賛成している人も多く、その競技性からも採用される可能性はあるものの、ゲームという性質上、その問題点も山積みです。

今後eスポーツ業界がどのような動きを見せるのか、ゲーマーのみなさんは要チェックですね。