ヤクルトスワローズの「東京燕日」は時間も楽しさも濃厚!

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こんにちは、スポカフェ編集部です!
球場観戦の楽しみを知ってもらうきっかけを作りたい!東京ヤクルトスワローズは本拠地明治神宮球場で毎年いろいろなイベントを仕掛けてきました。そのイベントが集中する夏の目玉企画が、今年で4回目を迎えた「東京燕日」。

明治神宮球場をお祭りムードに染めるこの「東京燕日」。子供を野球好きにして一緒に観戦したいと思っている親子、お祭り好きの女性には特におススメのイベント。今回はその「東京燕日」を詳細リポート。参考にして是非来年行われる際は参加を検討してみては?

東京ヤクルトスワローズの「東京燕日」ってどんなイベント?

野球観戦の第一の目的はファンであるチームの勝利、好きな選手の活躍でしょう。でも勝負事である以上、負けてしまうことがあるもの。でも球場観戦の楽しみはそれだけではありません。

試合以外で初心者、コアファンどちらにも満足してもらおうと「チームと地域、ファンとの縁を結ぶ」と考えられたイベント。その中でも今年で4年目を迎えた「東京燕日」は3日間を通して行われる代表的なイベントになりました。

試合前にプレゼントをもらい、球場外周にはグッズショップとともに出店が並びます。球場入り口には提灯が飾られ、試合前からお祭りムード。出店で自ら楽しむ勝負の後は、試合で真剣勝負を楽しむ。

もらう
参加する
観戦する
花火を見る

と試合開始前から終了までいろいろな楽しみが揃った贅沢なイベント。それが東京ヤクルトスワローズが本拠地明治神宮球場で行う「東京燕日」なのです!

「東京燕日」の始まりはプレゼントをもらうことから

「東京燕日」のスタートはプレゼントをもらうことから始まります。2013年からデザインを変えながらプレゼントされていた「燕パワーユニフォーム」。どの年のユニフォームであってもチケットがあれば、先着5000名で日替わりのプレゼントがもらえます。しばらく東京ヤクルトスワローズの観戦から遠ざかっていたファンにとっても、仕舞ったままになっていたユニフォームが役立つ日。

「CREWユニフォーム」も含め、それぞれが違ったデザインのユニフォームを着て、絵画館噴水前のプレゼント配布所に並んでいました。さらに今年のプレゼントは、これまで選手のキャラクターを活かしたものから実用的なものに進化。酷暑の夏、少しでも快適に観戦してほしいという東京ヤクルトスワローズの思いが伝わるものでした。

7月31日「東京燕日冷感タオルマフラー」

まず初日のプレゼントは、「東京燕日冷感タオルマフラー」。水に濡らすとひんやりとして首に巻けば暑さを和らげてくれる優れもの。とくに3連戦の初戦ですから、3日間通して使うことを考えた球団の気遣いが感じられます。自宅で水に濡らし「ジプロック」に入れて持っていき、次の試合にも利用させていただきました。

異常に暑かったため、冷たいまでは感じませんでしたが、乾くことなく潤いを与えてくれた一品。まだ続く夏の観戦だけでなく、外出時にも使える優れモノですね。

8月1日「縁日ミニ扇風機」

2日目のプレゼントは「縁日ミニ扇風機」。すでに電池が入っていて、すぐに使うことが出来ました。前日にもらった「東京燕日冷感タオルマフラー」首に巻き、スイッチを押すと小さいながらも結構な風を送ってくれます。この日の観戦も暑い日で、球場も微風だったことから、とても役立ちました。スタンドでも大人は涼み、子供はおもちゃのように何度もつけたり止めたり。内輪を使う人より多かったようです。

8月2日燕日法被折り手ぬぐい

お祭りをイメージしていることから、「東京燕日」は和風が隠れテーマであるようです。そこで最終日にプレゼントされたのは、「燕日法被折り手ぬぐい」

昨年は選手を和のイメージでイラストしたものでしたが、今年は「燕パワー」のテーマーカラーの緑を基調に、東京ヤクルトスワローズのYSマーク、「東京燕日」のロゴ、燕などが散りばめられた可愛らしい仕上がりになっていました。和とファンシーの融合。傾奇者のイメージもあり、選手の個性を表したものなのかもしれませんね。

プレゼントと一緒にもらった「東京燕日屋台無料チケット」で遊ぶ

「燕パワーユニフォーム」を着てチケットを提示するともらえるプレゼント。その時一緒に渡してもらえるのが、「燕日屋台」の無料券。通常でも200円と低料金で楽しめますが、やはり”無料”というのは魅力的。外野スタンドから内野スタンドを囲む外周に並ぶ出店からは、多くのファンの楽しむ声が聞こえてきました。

無料券もしくは200円で懐かしい駄菓子が何種類も入った「駄菓子コーナー」。味が選べる「フルフルポップコーン」「綿あめコーナー」では燕パワーに合わせた緑色メロン味の綿あめに、お菓子好きの女性たちが多く訪れていました。

「ベースボール輪投げ」はグランドの形をしたボードに立った棒に輪を投げます。プレゼントはホームランの棒に見事輪がハマった時にもらえるというもの。外れはガムやお菓子でした。

「スーパーボールすくい」は、お椀と”ポイ”と呼ばれる枠でスーパーボールをすくいます。金魚すくいと同じ要領。紙が破れるまでに3つすくえば景品獲得で「燕日オリジナルうちわ」がもらえ、それ以下ならすくったスーパーボールが残念賞。挑戦したのですが、暑さに負け2つでギブアップ。「スーパーボールいりますか?」と係のお兄さんに言われましたが、大人なので断りました。

最も人気が高く、行列が出来ていたのが「射的コーナー」。ここは意外にも大人の男性陣が多く見受けられました。”打つ”というのは男心をくすぐるのかもしれませんね。

首位を独走する広島カープと2位浮上の東京ヤクルトスワローズの3連戦でしたが、屋台の前ではどちらのファンも関係ありません。赤いユニフォームと燕パワーユニフォームが入り乱れ、老若男女が一喜一憂。楽しんでいるのが伝わってきました。

 

球場&グルメスポットも「東京燕日」一色

球場外周を出店が囲んでいるだけではなく、各入り口には緑色の提灯が下げられ、お祭りムードを高めていきます。

球場内売店も、「東京燕日」仕様。普段の「燕パワーデイ」も緑のヘルメットに唐揚げやフライドポテトが入って売られているのですが、その時のマークは東京ヤクルトスワローズのYS。「燕」漢字一文字は、「東京燕日」だけのオリジナルです。

初戦のグルメは、試合前暑い中でサッパリと「燕パワー とり天冷やし茶そば」(750円)。とり天が意外にボリュームがあり、バテてしまいそうな体を少し元気にしてくれました。

2戦目に選んだのは、「東京燕日」の少し前に発売された荒木貴裕選手のプロデュース弁当「10(天)丼弁当」(1,300円)。

海老天2本に野菜の天ぷらも入ったボリュームのある一品。たれを自分でかけるため、好みの濃さを作れるのも嬉しいところ。現在死球により骨折している荒木貴裕選手の復帰の願いを込めて、美味しくいただきました。

毎年恒例!氷川きよしさんの始球式

さて試合開始!…とその前にあったのが始球式。

「東京燕日」で恒例になりつつある氷川きよしさんによる始球式。新曲を披露した後、昨年キャッチャーまで届かなかった雪辱とばかりの一球は見事ミットの中へ。ただ残念ながら、球速は判定不能と出て氷川きよしさん、ちょっとガッカリ。それでも恒例ということもあり、「氷川きよしうちわ」を持った女性ファンも多数スタンドに。そのファンの声援に応え満足そうな笑顔を浮かべ、グランドを後にしていました。

もちろん花火も打ちあがり!

5回裏終了時には、こちらももうお馴染みの300発の花火の打ち上げ。日本の夏祭りの雰囲気を醸し出します。

さらに「東京燕日」のテーマである、明治神宮球場を「GREENING(緑化)」を表す、グリーンライトの点灯。球場入りする時にもらったシールをスマホに貼るだけという簡単なものですが、満員御礼となったスタンドを埋めた東京ヤクルトスワローズファン全体で行うとまるで花畑にいるような錯覚に。

今年から始まったグリーンライトによるスタンド「GREENING(緑化)」ですが、この盛り上がりだと来年も続き、やがて明治神宮球場での東京ヤクルトスワローズの名物となりそうですね。

3連戦はカープの2勝1敗とスワローズファンは残念…

「東京燕日」に限らず、燕パワーデイでは、スコアボードの選手名、得点表記も緑になります。スタンド、スコアボードを燕パワーで応援の後押しはあったのですが、東京ヤクルトスワローズファンにとっては残念な2勝1敗という結果。

ただ初戦は接戦、2戦目は広島カープのホームラン攻勢、3戦目に東京ヤクルトスワローズの主砲山田哲人、ウラディミール・バレンティン選手の一発で一矢を報いるという見応えのある3連戦でした。

恒例行事になりつつある「東京燕日」来季に向けて!

今年で4年目を迎えた「東京燕日」。最早恒例、東京ヤクルトスワローズがホーム明治神宮球場で行う代表的なイベントになり、プレゼント、規模も毎年拡大しています。東京にもいろいろなお祭りはありますが、14時半からプレゼント配布が始まり、今年の試合は22時まで。これほど長い時間楽しめるお祭り+野球観戦というイベントはなかなかありません。

そんな「東京燕日」を楽しむには、燕パワーユニフォームかCREWユニフォームが必要。燕パワーユニフォーム配布試合に行けばもらえますが、それよりもお得なのがファンクラブへの入会。CREWユニフォームはレギュラー会員(年会費3,500円)以上、キッズ会員(年会費2,000円)の入会特典としてもらえます。一般よりチケットが早めに取れるだけでなく割引料金で買える上に、外野自由席無料券もついているファンクラブ。

試合観戦だけでなく、様々な東京ヤクルトスワローズのイベントへの参加が出来ます。子供をスワローズファンにして一緒に観戦したいお父さん、お母さん、彼氏、彼女を野球好きにしたいあなた。親子の会話を共通の話題で増やす、野球を見る以外にも楽しめるものがあることで、恋の相手を野球好きにする、そんなきっかけとなるイベントが盛りだくさんの明治神宮球場。「東京燕日」はその代表格です!

ABOUTこの記事をかいた人

SportsMap公認ライター。野球に関しては、日本初、個人、部外者による特定球団を対象にした有料課金ブログ「スワローズ観察日記R」を展開。休眠状態の「野球ファンネット」のコアメンバー、メインライター、ベースボールタイムズオンライン「アウトサイドレポート」企画、ライターの他、媒体への寄稿もあり。